ジュラ矢とカーボン矢の違いを比較。性能と選び方の知識

道具

ジュラ矢とカーボン矢の違いを比較。性能と選び方の知識

※本ページはプロモーションが含まれています

弓道をしばらく続けて自分の弓のキロ数も決まってくると、多くの人が一度は真剣に頭を悩ませるのが「そろそろ自分専用の矢を買いたいけれど、ジュラ矢とカーボン矢、一体どちらを選ぶべきなのかな?」という大問題ですよね。特に、部活の先輩や道場の先生から色々おすすめを聞きつつも、「カーボン矢とジュラ矢の本当の違いって何だろう?」という素朴な疑問を抱えながら検索して、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。一生モノの買い物だからこそ、絶対に後悔したくないですもんね。

実はこの2つ、使われている素材やお店での売値が違うのはもちろんですが、放たれた瞬間の矢のスピードや、日頃のメンテナンスの扱いやすさにもかなり明確な違いがあるんです。当然、どちらにも素晴らしいメリットと、ちょっと気をつけたいデメリットが表裏一体で存在していますよ。

この記事では、カーボン矢のメリット・デメリットや、お馴染みのジュラ矢のメリット・デメリットを細かく解剖して解説しながら、気になるお値段の差はどのくらいあるの?というコストの観点、そして実際に道場で引き込んでいる人たちのリアルな感想や生々しい口コミもたくさん紹介していきますね。また、「ぶっちゃけ、どっちの矢の方が中るの?」という、誰もが一度は心の中で思う率直な疑問にも、弓引きの視点からズバッとお答えしていきます。

まだ弓道を始めたばかりの初心者さんから、そろそろ自分の道具をステップアップさせたい中級者さん、あるいは近々の大会や昇段審査で絶対に結果を出したいと燃えている方まで、それぞれの立場にしっかりと合った矢の選び方ができるように、素材ごとの面白い特性や失敗しない選び方のポイントを分かりやすく綺麗にまとめました。大切な矢選びで迷って立ち止まっているあなたの参考に、少しでもなれば嬉しいかなと思います。

記事のポイント

  • ジュラ矢とカーボン矢の素材の性質や、飛行中のブレにくさの決定的な違い
  • 自分の引き方や環境に合わせて選ぶための、それぞれのメリットとデメリット
  • 購入前に知っておきたい6本組でのリアルな値段の差とコストパフォーマンスの真実
  • 実際の使用者の本音の口コミと、あなたの弓力にピッタリ合う弓具の選び方

ジュラ矢とカーボン矢の違いを徹底比較

  • カーボン矢とジュラ矢の違いは何ですか?
  • カーボン矢のメリット・デメリット
  • ジュラ矢のメリット・デメリット
  • 値段の差は?
  • カーボン矢はどんな人に向いている?
  • ジュラ矢はどんな人に向いている?

カーボン矢とジュラ矢の違いは何ですか?

カーボン矢とジュラ矢の決定的な違いは、細かく見ていくと主に「使われている素材の物理的な性質・放たれた直後の矢勢(スピード)・何万回も的に当てたときの耐久性・お店での販売価格・日頃の扱いやすさ」という5つの要素で、かなりハッキリと分かれているんですよ。

まず一番の基本となる素材についてですが、カーボン矢は最先端の炭素繊維(カーボンファイバー)を樹脂で固めたハイテクな複合素材で作られています。一方で、弓道場で最もよく見かけるジュラ矢は、ジュラルミンと呼ばれる非常に強度の高いアルミニウム合金でできた金属製のシャフト(矢の棒の部分)になっています。カーボンはとにかく「軽くて、硬くて、復元力が強い」という性質を持っているので、放たれた瞬間の激しいしなりから一瞬で真っ直ぐに戻り、エネルギーをロスなく矢に伝えるのが得意なんです。対するジュラルミンは、適度な自重としなやかな剛性のバランスがとても綺麗に保たれているので、風に流されにくく、いつでも狙い通りに安定した飛行ルートを描いてくれるのが特徴ですね。

矢勢、つまり弦をパッと離した後の矢の飛び出す勢いについても、体感できるレベルで大きな差があります。カーボン矢は素材の反発力がものすごくシャープなので、射出時の弓のパワーをそのままスピードに変えて、放物線というよりは的まで一直線に突き刺さるような鋭い飛び方をする傾向があります。ジュラ矢も非常に素直で綺麗な飛び方をしてくれますが、カーボンに比べると自重があるぶん、矢勢は少しだけマイルドで、穏やかな放物線を描きやすいかなと思います。

また、長く付き合っていく上での耐久性にも面白い違いがありますよ。カーボン矢は繊維がガチッと編み込まれているので、基本的には少々安土(あづち)の硬い場所に当たっても、曲がったり癖がついたりしにくく、最初の真っ直ぐな精度がずっと長持ちしやすいとされています。ただし、万が一、後ろから他の矢に追突されたりして大きな亀裂や割れが入ってしまうと、もう元の形に修復することは不可能です。ジュラ矢は、金属製なので長く使っていると安土の衝撃で少しずつ「曲がり」が出てくるのですが、弓具店さんにある専用の道具を使えば、ある程度の歪みならキュッキュと綺麗に矯正して元通りに再利用できる、という粘り強さを持っていますよ。

お財布に直結するお値段については、やっぱり製造の手間がかかっているカーボン矢の方がかなり高価な設定になっています。ジュラ矢は、大量生産の技術がしっかり確立されているのでリーズナブルで手に入れやすく、初めてのマイ矢を買う初心者さんや、毎日何十本も矢数をかける学生の部活動などで爆発的な人気を誇っています。

最後に環境面での扱いやすさですが、金属製のジュラ矢は湿気や日本の四季の温度変化に対してとっても強く、どんな過酷な季節の道場でも性能がガラリと変わってしまう心配がほとんどありません。カーボン矢も外気温には強いと言われていますが、本体が非常に軽くてシャープなぶん、引き手のビミョーな手の内の緩みや離れの癖がそのまま飛び方に反映されやすいので、使い慣れてその個性を掴むまでは「おや?なんだかいつもと感覚が違うぞ」と違和感を覚える人も少なくないのが現実ですね。

このように、どちらの矢にも素晴らしい個性とちょっとしたクセがあるので、今のあなたの練習目的や、通っている道場の環境、そして自分の技術レベルに合わせたベストなチョイスをしてあげることが何より大切になりますよ。

カーボン矢のメリット・デメリット

カーボン矢は、現代のハイテクなテクノロジーを詰め込んだ高性能な弓具なので、巻き藁練習を卒業して的前での中りをどんどん追求していきたい中級者さんや、大会のレギュラーを狙う上級者の先輩たちから、とても熱い支持を受けている憧れの選択肢です。では、具体的にどんな素晴らしいメリットと、購入前に知っておくべき注意点があるのか、一緒に見ていきましょうね。

カーボン矢を選ぶ最大のメリットは、何と言っても惚れ惚れするような「矢飛びの圧倒的な良さ」です。炭素繊維のカーボンは、引き絞られた弓のパワーを離れの瞬間にバチンと受け止めた後、もの凄いハイスピードで元の真っ直ぐな形にシャッと復元します。このエネルギーの伝達効率がズバ抜けて良いので、放たれた矢のスピード(矢勢)がジュラ矢とは比較にならないくらい速くなるんですね。矢勢が速いということは、28メートル先の的までの飛行時間が短くなるので、途中の余計な風の影響を受けにくくなり、狙った通りの安定した矢所(矢が集まる場所)が得られやすくなります。これが、結果として確実な的中精度の向上に繋がっていくわけです。さらに、金属疲労で少しずつ曲がっていってしまうジュラ矢と違って、カーボンは折れない限りは最初に出荷されたときの完璧な「真っ直ぐさ」を何年でもキープしてくれるので、一本一本のクオリティにバラつきが出ず、長く愛用できる点も大きな魅力ですね。

加えて、実際に使ってみると分かる細かな嬉しいポイントとして、冬の寒い日の道場で矢番えをするときに、金属のジュラ矢みたいに触った瞬間に「冷たっ!」となる感覚が少ないことや、矢筒の中でシャフト同士がカチャカチャぶつかり合うときの音が、ジュラ矢の金属音に比べて「コトコト」と低くて静かであることも、大人の弓引きの間で密かに高く評価されているポイントなんですよ。

一方で、もちろん良いことばかりではなくて、いくつかのデメリットもしっかり存在しています。まずは、誰もが一度は躊躇する価格面ですね。カーボン矢は、最もリーズナブルなジュラ矢と比べると、お店での売値が1.5倍から、モデルによっては2倍以上の高価格になってしまうこともザラにあります。そのため、「とにかく初期費用を抑えて、安く道具を揃えたいな」というコストパフォーマンス最優先の人には、ちょっと手が出しにくい不向きな一面があります。また、カーボンは強度がとても高い反面、もしも的前で他の人の矢と激しくクラッシュしたり、道場の硬い柱に誤って当ててしまって、シャフトの繊維がササクレたり縦に割れてしまった場合、ジュラ矢のように道具で真っ直ぐに直すという「矯正修理」が一切できません。傷が入ってしまったカーボン矢は発射の瞬間に破裂する危険があって本当に危ないので、基本的には泣く泣くそのまま使い捨てにするしかない、というシビアな現実があります。

さらに、カーボン矢はジュラ矢よりも全体的に重量が軽く仕上がっていることが多いので、あなたの弓の引き方(特に離れでの押し込みの強さ)や、矢の先端についている錘(バランサー)の調整がバチッと噛み合っていないと、放した瞬間に矢がフワッと上に浮いてしまって、矢所が上に抜けて安定しなくなるトラブルが起きることもあります。この軽さを乗りこなすためには、自分の使っている弓のキロ数(弓力)との絶妙なバランスや、的前に合わせて錘の重さを細かくカスタムしてあげるような、ある程度の弓道の知識と技術の引き出しが求められるわけですね。

こうしたカーボン矢ならではのワガママな特性をしっかり理解した上で、「よし、道具のポテンシャルを味方につけて、もっと中りを極めていくぞ!」と自分の弓に合わせた微調整を楽しめる方にとっては、これ以上ないほど頼もしい無敵の相棒になってくれると言えますね。

もし、これからカーボン矢の世界に飛び込んでみたいけれど、具体的にどんなモデルが自分の引き方に合っているのかもっと詳しく知りたくなったときは、私のサイトの別記事であるカーボン矢のおすすめと弓力別の適正モデル一覧をあわせて読んでみてくださいね。それぞれの矢の個性がもっとよく分かって、失敗しないお買い物ができるようになりますよ。

ジュラ矢のメリット・デメリット

ジュラ矢は、弓道を始めたばかりのピカピカの初心者さんから、毎日何十本、何百本と的前で矢数をかけるベテランの経験者まで、本当に幅広い層の弓引きに愛され続けている、まさに弓道界のベストセラーとも言えるコストパフォーマンス最強の矢です。では、なぜこれほどまでに多くの人に選ばれているのか、その素晴らしい特性と、使う上でちょっとだけ頭に入れておいてほしい注意点を分かりやすく解説していきますね。

ジュラ矢のメイン素材であるジュラルミンは、アルミニウムに銅やマグネシウムを絶妙に混ぜ合わせた合金の一種で、驚くほど軽量でありながら、金属としてのしっかりとした強度を誇っています。これの何が素晴らしいかっていうと、工業製品としてもの凄く精密に大量生産ができるので、製品の均一性がとにかく高くて、6本組の矢を買ったときに「1本目と6本目でなんだか重さや飛び方が違うなぁ…」なんていうバラつきがほとんど出ないのが大きな特徴なんです。どこを切り取ってもクオリティが同じだからこそ、まだ自分の射型がグラグラと不安定な初心者が、道具のせいにすることなく「基本のフォームをカチッと整えるための練習用」として使うには、これ以上ない最高に素直で扱いやすい素材とされていますよ。

加えて、ジュラ矢は屋外の気候や道場の環境の変化に対しても、もの凄くタフで強い性質を持っています。天然素材で作られている昔ながらの竹矢(たけや)だと、雨の日の湿気を吸って弓なりに曲がってしまったり、冬の乾燥でひび割れたりするので、毎日マメな手入れが必要で大変なのですが、ジュラ矢ならそんな気難しさは一切ナシ。夏場に汗だくで引こうが、冬の凍えるような審査会場に持って行こうが、湿気や温度の影響をほとんど受けずに、いつでも同じスタンスであなたの練習に付き合ってくれる安定感がありますよ。

[Image comparing the uniform, linear structure of an aluminum-alloy shaft (ジュラ矢) with a natural bamboo arrow showing nodes]

さらに、やっぱり一番の大きなメリットはお財布にどこまでも優しい「圧倒的なお値段の安さ」ですね。弓道の練習というのは、とにかくたくさん矢を放って体で覚えていくもの。特に学生さんの部活や初心者のうちは、安土の外の壁に矢を当てて羽をボロボロにしてしまったり、シャフトをうっかり傷つけてしまうアクシデントがどうしても多くなります。そんな時でも、ジュラ矢なら価格がリーズナブルだから、経済的な負担にビクビクすることなく思い切りガシガシ練習に使えますし、消耗したパーツの交換や、新しい矢への買い替えも気兼ねなくしやすいのが大きな強みになっていますよ。

一方で、そんな優等生のジュラ矢にも、知っておいてほしい金属製ならではの欠点があります。最大の弱点は、何度も的前の安土に突っ込んで硬い土の衝撃を受けたり、矢立てに差し込んだりしているうちに、目に見えないレベルで少しずつ「シャフトが弓なりに曲がっていってしまう」ということです。本当に軽い歪みであれば、弓具店さんに持って行けば職人さんの手で綺麗に真っ直ぐに直して(矯正して)もらえるのですが、何度も大きな曲がりを繰り返して金属疲労が進んでしまうと、さすがに直しきれなくなって、引いたときに矢が全然違う方向にスっ飛んでいくようになっちゃいます。また、矢筒の中で矢同士がぶつかり合ったときに、「カチャカチャ!」と結構高めの目立つ金属音が出るので、シーンと静まり返った厳かな審査会場や、静けさを何より大切にしたい道場の環境では、周りへの配慮として「ちょっと音が気になるかな…」と感じる人もいるかも知れません。

さらに、最新のカーボン矢とスペック上でガチンコ比較してしまうと、金属特有の自重があるぶんだけ、放たれた瞬間の矢勢(スピード)がやや控えめで、28メートル先の的に届く直前で失速して、弾道が少しだけ下に落ちるような「伸びの少なさ」を感じる方もいるようです。自分の弓のキロ数がまだ10キロ前後と弱めの人の場合、矢の重さに弓のパワーが負けてしまって、的前までまっすぐ届かせるのにちょっとコツがいる場面もあるかも知れませんね。

このように、ジュラ矢は「変なクセが一切なくて、お財布を気にせず思い切り練習に打ち込める、最高の基礎固め用の矢」として、これ以上ない素晴らしい選択肢です。まずはこのジュラ矢で何千本、何万本と引いて綺麗な自分の射型を完成させて、自分の成長や弓力の変化に合わせて、将来的にカーボンのような他の素材へのステップアップをじっくり検討していくのが、一番失敗しなくて賢い弓道ライフの進み方かなと思いますよ。

値段の差は?

さてさて、ここからはみんなが一番リアルに気になっているポイント、お買い物における「お値段の差」について、かなり具体的に突っ込んでお話ししていきましょう。カーボン矢とジュラ矢を比べると、スペックの違いだけでなく、お店のレジで支払う金額にも驚くほど明確な境界線が存在しています。矢を新調しようとカタログをめくっているあなたにとって、この初期費用の差は、今後の弓道ライフの計画を立てる上でもめちゃくちゃ重要な判断材料になりますよね。

まず、昔からの定番であるジュラ矢は、一言でいうと「とにかく安価で、誰でも今すぐ手に入れやすい」のが最大の魅力です。ネット通販や全国の弓具店さんでの相場を見てみると、最もスタンダードな「ターキーの羽(七面鳥の羽)」をあしらった6本組のセットであれば、だいたい17,000円前後からという、とってもリーズナブルな良心価格で購入することができちゃいます。しかも、ジュラ矢の場合はイーストン社などの世界的な基準のシャフトを使っていることがほとんどなので、どこの弓具店さんで見積もりを取ってもお値段の幅が近く、いつでも一定の安心できるコストパフォーマンスが保たれているのが嬉しいところですね。毎月のバイト代やお小遣いの中でやりくりしている学生さんや、まずは道具にお金をかけずに始めてみたいという初心者さんにとっては、お財布のライフポイントを削られずに済む、本当にありがたい味方ですよ。

それに対して、最新のカーボン矢は、完全に「高価格帯のプレミアムな道具」としてのポジションに位置しています。お店での相場を覗いてみると、一番お手頃なエントリーモデルのカーボン矢であっても、6本組のセットでだいたい40,000円から、上を見れば60,000円以上になるケースも珍しくありません。ジュラ矢と比べると、実に2倍から3倍以上の価格差が最初からあるわけですね。なぜこれほどまでに金額に差が出るのかというと、カーボン矢の場合は使われている炭素繊維の織り方のクオリティや、シャフト自体の太さの精密な設計、そして何より外装に施されている美しい「竹弓風の和柄デザイン(木目調など)」の加工にもの凄く手間がかかっているからなんです。たとえば、オリンピックのアーチェリー界でも超有名なミズノ(MIZUNO)製の高性能カーボン矢や、イーストン製のトップモデルなどは、矢のブレをなくすための最新のテクノロジーがこれでもかと注ぎ込まれている分、お値段もそれ相応のラグジュアリーな価格設定になっているんですね。

ただ、ここで私からあなたにちょっとお伝えしておきたい大事な真実があるのですが、「道具の値段が高いからといって、それに比例してあなたの的中率が自動的に跳ね上がるわけでは決してない」ということなんです。確かにカーボン矢は、素材自体が折れ曲がりにくいので、何年も真っ直ぐな状態をキープできるという意味では、長期的なコストパフォーマンスで見れば「意外とお得かも!」となる可能性はあります。だけどその反面、さっきもお話ししたようにカーボンは部分的な亀裂が入ると修理が一切できないので、もし大切な6本組のうちの1本が割れてしまったら、また高いお金を出して1本単位で買い直さなきゃいけなくなります。そうなると、結果的にトータルの出費がジュラ矢のときよりも大幅にかさんでしまって、安土に向かって矢を放つのが怖くなってしまう、なんていう本末転倒なプレッシャーを抱えてしまう初心者の方も結構いるんですよ。

このように、短期的なお買い物の出費を最小限に抑えて気楽にたくさん練習したいならジュラ矢が圧倒的に有利ですし、これから何年も弓道を続ける覚悟が決まっていて、矢飛びの鋭さや道具としての美しさにこだわりたいならカーボン矢が最高の選択肢になりますよ。あなたの現在の予算や、1週間に何回道場に通うかというリアルな練習頻度を天秤にかけながら、自分にとって一番後悔のないハッピーな選択をしてみてくださいね。もっと具体的な価格のラインナップや最新の羽の組み合わせによる見積もりをチェックしてみたいときは、老舗の翠山弓具店さんのWebサイト(サイトはこちら)などをスマホで覗いてみると、現在のリアルな価格相場がスッキリよく分かりますよ。

カーボン矢はどんな人に向いている?

カーボン矢という道具は、弓道を始めてしばらく経ち、自分の力でいつでも綺麗な引き方ができるようになってきた中級者のステップアップや、さらに上の高い的中率や競技としての美しさを貪欲に追求していきたい上級者のあなたに、最高にマッチするスペシャルな矢です。その理由は、炭素繊維というカーボンの尖ったポテンシャルが、引き手の繊細な手の内の力加減や、高度な射の技術があって初めて、100%の真価を発揮できるように作られているからなんですね。

まず、放たれた瞬間の矢勢(スピード)が恐ろしく速く、しなりを最大限に利用してカッ飛んでいくカーボン矢は、あなたの「正しい射型」と「淀みのない離れのタイミング」がバチッと綺麗に揃った瞬間に、鳥肌が立つような最高の直線的な矢飛びを見せてくれます。すでに自分の基礎のフォームに自信があって、毎回同じように引くことができる安定した技量を持った人であれば、カーボン矢のこの驚異的な直進性が大きなアドバイスになって、今まで以上に矢所が1箇所にギュッと集まるようになり、試合での的中率を限界まで底上げしてくれる心強い武器になってくれますよ。また、金属のジュラ矢に比べて全体の重量をシャープに軽く仕上げることができるので、「実はあまり腕力に自信がないんだよね…」という女性の弓引きの方や、12キロ前後の少し弱めの弓を引いているけれど的まで綺麗に届かせたいという方、そして遥か遠くの的に向かって矢を放つ『遠的(えんてき)』の競技にチャレンジする人にとっても、カーボンの軽さと矢勢の強さはこれ以上ない素晴らしい味方になってくれますね。

さらに、弓道という武道において「道具としての見た目の美しさや、凛とした風格にもトコトンこだわりたい!」という競技志向の強い大人の弓道家にとっても、カーボン矢は最高の満足感を与えてくれますよ。最近のカーボン矢は技術が進んでいて、一見すると本物の格式高い竹矢にしか見えないような、美しい「竹模様」や風格のある「伝統的な木目調」のデザインがシャフトの表面に見事に施されているモデルがたくさん選べます。道着を着て的前に立ったときの自分の立ち姿の美しさ、道具への愛着を何より大切にしたいというこだわり派の人からも、カーボン矢は「所有欲を100%満たしてくれる」と深く愛されている傾向にありますね。

ただし、ちょっと耳が痛いかもしれませんが、まだ的前デビューしたばかりで、矢を放つたびに体軸がグラグラ揺れてしまうような初心者の段階にいる方だと、カーボン矢の「軽さ」と「繊細さ」がかえって仇になって、扱いが難しく感じられてしまう一面もありますよ。シャフトが軽すぎるせいで、離れの時のほんのわずかな手元のブレがそのまま矢の軌道に敏感に伝わってしまって、矢が予期せぬ方向へフワッと浮いてしまったり、矢所が四散してしまって原因が分からなくなる、という失敗もしやすいからですね。道具の性能がハイレベルだからこそ、引き手の技術のリアルな実力がそのまま鏡のように映し出されてしまう、ちょっとシビアな弓具でもあるわけです。

そういう背景を踏まえて考えていくと、カーボン矢の世界に向いているのは「指導者の先生から『最近、射型が本当に安定してきたね』とお墨付きをもらえた人」「試合のレギュラー争いや審査に向けて、ワンランク上の命中精度を本気で追求していきたい人」「大切な相棒としての弓具に、ある程度まとまった大人の投資をしても構わないよ、と考えている人」になります。もしあなたがこの条件に当てはまるなら、カーボン矢はあなたのこれからの上達のスピードを何倍にも加速させてくれる、最高の最高のパートナーになってくれますよ。もしミズノ製のカーボン矢「wenew(ウィニュー)」など、具体的なブランドの生の声が気になったら、私のサイトにある別記事ミズノカーボン矢wenewの評価と特徴・性能・選び方を解説も、購入の前の参考としてぜひ楽しく読んでみてくださいね。

ジュラ矢はどんな人に向いている?

ジュラ矢は、弓道の世界の門を叩いてこれから的前練習を始めるフレッシュな初心者さんから、平日の放課後に何十本もの矢数を毎日ガシガシこなしていく熱心な学生の部活動のみなさん、そして「何よりも日頃の練習の扱いやすさと、お財布への優しさのバランスを大切にしたいな」というベテランの社会人弓引きの方まで、本当にすべての層に自信を持っておすすめできる、弓道界の絶対的な大定番の矢です。とくに、あなたが「毎日の練習でのタフな扱いやすさ」「失敗してもすぐに買い直せるコストパフォーマンス」「一本ごとのクセのなさ」を最優先したいと考えているなら、ジュラ矢以上の正解は他にありませんよ。

まず、ジュラルミンというアルミニウム合金の一番の強みは、雨の日の道場の湿気や、夏の酷暑、冬の凍えるような寒さといった「外の環境の変化」に対して、文字通り鉄壁の強さを持っているところです。温度や湿度によって矢の重さやしなり具合が変化してしまうことが100%ないので、日本のどんなジメジメした梅雨の季節であっても、常に全く同じ「いつもの素直な使用感」をあなたの右手と左手に約束してくれます。この素材の安定感があるおかげで、気候の違いによる道具のブレを一切気にすることなく、あなたは純粋に「自分の体の動き(射法八節)が正しくできているかな?」という基礎練習だけに、100%の集中力を注ぎ込んで毎日のお稽古を積むことができるわけですね。

次に、ジュラ矢は金属としての強度がほどよくデザインされているので、もしも的前の練習中にうっかり的の木枠にガツンと当ててしまったり、安土の硬い小石にぶつかってシャフトが少しだけ「弓なり」に曲がってしまったとしても、諦める必要はありませんよ。弓具店さんに持って行けば、ある程度の歪みなら職人さんの手でキュッキュと真っ直ぐに直してもらえる(矯正修理ができる)という、素晴らしい粘り強さを持っています。何万回もの日々のハードな行射に対しても、定期的なメンテナンスをしてあげるだけで、何年でも現役として再利用できるので、長期的なコストを驚くほど低く抑えることにも繋がります。また、6本組で2万円を切るという圧倒的なリーズナブルさなので、矢数をとにかく多くこなして体でフォームを覚えたい時期の消耗品として、これほどお財布に優しくて気楽に扱える存在は他にありませんよね。

さらに、ジュラ矢は機械による精密な大量生産のおかげで、6本組の中での重量や重心のばらつき(ロットのブレ)が神がかり的に少ないという利点があります。そのため、人生で初めてのマイ矢をネット通販などで選ぶ段階の初心者の方であっても、サイズ(弓力に合わせて2015や1913など)さえ間違えなければ、絶対に失敗しないお買い物ができるという安心感がありますよ。最新のカーボン矢や伝統的な竹矢に比べて、道具自体に変な「個性のクセ」が一切ないので、自分の引き方の悪い部分がそのまま素直に矢所に出てくれます。だからこそ、「あ、今の離れは右手が緩んだから矢が右に逸れたんだな」と原因の分析がしやすく、基礎の射型を最短ルートで美しく固めるためには、最高の教育者になってくれる弓具なんです。

一方で、カーボン矢とスペック上でガチンコ比較してしまうと、金属特有のしっかりとした自重があるぶんだけ、放たれた瞬間の初速(矢勢)がややマイルドで、遠くから見たときの弾道が少しだけ山なりの軌道を描きやすい、という特徴はあります。でもね、これは決してマイナスのデメリットとして捉える必要は全くありませんよ。むしろ、ある程度しっかりとした強い弓力(たとえば14キロ以上)の弓を引いている人にとっては、矢に適度な重さがあるおかげで、発射の衝撃に矢が負けることなく、空中をドシッと安定して飛行してくれる大きなプラスの要素に化けてくれますからね。そうやって考えていくと、ジュラ矢が心から向いているのは「これから的前に進んで、基本の基本を体にしみ込ませたい初心者さん」「毎日何十本も引き込んで矢を消耗しやすい、元気いっぱいの部活生のみなさん」「コストを最小限に抑えつつ、どんな季節でも安心して使える安定した定番の矢を求めているすべての方」になります。まずはこのジュラ矢をボロボロになるまで引き倒して、弓道の本当の楽しさと美しい射型を、自分のものにしていきましょうね。

ジュラ矢とカーボン矢の違いで迷ったときの選び方

  • どっちが中る?という疑問に回答
  • 使っている人の感想・口コミ
  • 練習量が多い人に合うのはどっち?
  • 弓力や矢所への影響の違い
  • 中る人はなにを使っても中るという考え方

どっちが中る?という疑問に回答

弓道を続けて的前での練習が本格的になってくると、同級生や道場の仲間との間で絶対に一度は持ち上がる熱いテーマが、「結局のところ、ジュラ矢とカーボン矢、どっちの矢の方がたくさん的に中るの?」という素朴な疑問ですよね。審査の一本、試合の大事な局面で中てたいからこそ、道具の力で少しでも確率が上がるなら知っておきたいと思うのは当然のこと。この弓引き永遠の問いに対して、私からまずあなたに一番に知っておいてほしい真実をお伝えしますね。それは、「矢の素材を変えたからといって、あなたの的中率が魔法みたいに自動的に大爆発するわけでは決してない」という、ちょっと冷静な事実なんです。

実際、道場の高段者の先生方や、大会でいつも皆中(かいちゅう)を出してくるような多くの経験者の先輩たちにこの質問をぶつけてみると、みんな口を揃えたように「中る人は、ジュラ矢を引こうがカーボン矢を引こうが、何を使っても綺麗に真ん中に中てるよ」と笑顔で話してくれます。つまり、弓道において最も中りを左右する本質というのは、どこまでいっても射手であるあなた自身の技量の高さであり、日頃のフォーム(射型)の安定感に尽きるわけですね。矢という道具は、あなたのその正しい体の動きを、最後の最後に10%とか15%くらい後ろから優しく補助してくれる、優秀なアシスタントにすぎないということは頭に入れておいて損はありませんよ。

だけどね、そのアシスタントとしての性能の「味付けの違い」を物理的なスペックで細かく解剖していくと、やっぱり中りの出方にちょっとした面白い変化の特徴が現れてくるのも事実なんです。カーボン矢の場合は、とにかくシャフト自体が軽量で反発スピードが凄まじいので、放たれた瞬間の矢勢が圧倒的に速くなります。スピードが速いということは、28メートル先の的までの弾道が、下に向かって落ちるスキを与えずに「目線と同じくらいの低い直線的なライン」で素直にカッ飛んでいってくれるんですね。おかげで、引き絞る長さがほんの数ミリ緩んでしまったようなビミョーな離れのミスの時でも、カーボンの圧倒的な復元力がそのパワーロスを補ってくれて、ジュラ矢なら的の下の安土に落ちていたはずの矢が、なんとか的のパツパツの縁に引っかかって中りになってくれた、という「道具による救済(ミスのカバー範囲)」が起きやすいという大きな強みを持っています。技術がしっかり完成している人が使えば、このわずかな道具の恩恵が、大会での一本の大きな差になって現れるのは間違いないかなと思いますよ。

一方で、お馴染みのジュラ矢は、金属特有のしっかりとした自重があるぶん、良くも悪くも「あなたの引き方のクオリティが、そのまま100%嘘偽りなく矢の軌道に正直に現れる」という実直な特性を持っています。離れの瞬間に右手が後ろにしっかり引き切れずに前で緩んでしまう『緩み離れ』をしてしまったり、左手の押し込みが足りなかったりすると、矢の重さに負けてそのまま矢所が的の手前の安土にボトッと落ちてしまうような、引き手のミスがダイレクトに結果に反映されやすいんですね。つまり、初心者のうちは射型がまだ日によってバラバラで固まりきっていないため、どれだけ奮発して高いカーボン矢を使ったとしても、自分の引き方のブレの方が大きすぎて矢所が安定しないことがほとんど。最初のうちは、矢の素材の差を気にするよりも、まずは自分の体の軸を真っ直ぐに整えるお稽古を最優先する方が、結果的にお金を無駄にせず最速で中りを出せるようになりますよ。

このように、「どっちの矢が中るのか」という問いに対する本当の正確な答えは、道具の性能だけで決まるのではなく、「使う人の現在の技術レベルや、その日の道場の状況による」というのがリアルな正解になりますね。あなたの的中率を今よりワンランク上の次元に引き上げるためには、まずはジュラ矢を使って日頃の自分の射をどこまでも美しく整えた上で、その完成した自分の引き方の個性をさらにブーストしてくれる相棒として、最適な素材の矢をチョイスしてあげるのが、一番効果的でかっこいい弓道の歩み方ですよ。

使っている人の感想・口コミ

ジュラ矢とカーボン矢のどちらを買おうか毎晩ネットの画面とにらめっこしているあなたのために、道場で実際にその矢を何千本と引き込んできた先輩たちの「本音の感想やリアルな口コミ」をいくつか集めてきましたよ。カタログのスペック表やお店の綺麗な宣伝文句を見ているだけでは絶対に分からない、生の使ってみた感想の中にこそ、あなたのお買い物を成功させるための最高のヒントが隠されていますからね。ぜひ参考にしてみてください。

まず、高価なカーボン矢を思い切って相棒に選んだ先輩たちの口コミを覗いてみると、「とにかく矢が手元から離れた後の初速がもの凄く速くて、驚くほど真っ直ぐ的までカッ飛んでいく!」「カーボン特有のシャープなしなりのおかげで、狙った的の中心に吸い込まれるような美しい矢飛びをしてくれるから、引いていて最高に気持ちいい」といった、圧倒的な矢飛びの爽快感に感動している評価がめちゃくちゃ多いです。特に、部活を頑張る女子生徒のみなさんや、少し弱めの弓力(11キロから13キロくらい)を優しく引いている一般のユーザーの方からは、「ジュラ矢を使っていた時は的まで届かせるのに必死だったけれど、カーボンに変えたら矢が軽くなったおかげで、無駄な力みをなくしてもパシッと的に届いて、的中率がビックリするくらい安定するようになった!」という、道具の恩恵を大絶賛する声が目立ちます。中には「試合当日、ちょっと緊張して下に抜けそうだな…っていう甘い離れの射になっちゃった時でも、カーボンの矢勢のおかげでしっかり的のふちに引っかかって中りになってくれた。もう手放せないかも」なんていう、試合でのリアルなお守りエピソードを語ってくれる人もいましたよ。

その一方で、大定番のジュラ矢をずっと愛用し続けている人たちの感想を見てみると、ガラリと視点が変わって、毎日のお稽古に寄り添う実用性の高さが絶賛されていますよ。「とにかくタフで丈夫だから長持ち!毎日のハードな部活で安土の硬い土に何回突っ込んでも、シャフトが折れる心配がないから気兼ねなくガンガン矢数をかけられる」「うっかり他の人の矢と安土の中で追突して、シャフトがビミョーに弓なりに曲がっちゃった時でも、いつも行く弓具店さんに持って行けば、数百円の格安の工賃であっという間に真っ直ぐに直してもらえるから、本当に助かる」という、圧倒的な経済面の優しさとタフさを支持する学生さんや初心者さんからの声が、とにかく厚い傾向にあります。また、「もし羽がボロボロになったり直せないくらい曲がっちゃっても、ジュラ矢なら1本あたりの買い替えの値段が圧倒的に安いから、お小遣いへの大ダメージを気にせずに新しい矢に変えられるのが最大の強み」という、実用性を何より重視したリアルな本音も共通していますね。

ただ、どちらの矢を使っている先輩たちも、面白いことに最後にはみんな口を揃えて、「矢の素材が何であるかよりも、結局は自分の離れの技術次第で中りはどうとでも変わるよ」という、弓引きとしてハッとするような冷静なアドバイスを優しく残してくれているのも印象的です。中には賢い工夫として、「毎日の泥臭いきつい居残り練習の時は、壊れてもすぐに直せるコスパ最強のジュラ矢をガシガシ使い倒して、ここぞという本番の試合や大切な昇段審査の立ちの時だけ、勝負用の勝てるカーボン矢に装いを変えて挑んでいるよ」という、道具のいいとこ取りをしたハイブリッドな使い分けをしているスマートな先輩も見られましたよ。

このように、口コミの声はそれぞれの立場に合わせて千差万別ですが、みんなに共通しているのは「自分にとって一番しっくりくる運命の矢を見つけるには、頭で悩むよりも、まずは道場で実際に触って引いてみるのが一番の近道だよ」ということですね。もし周りにカーボン矢やジュラ矢を引いている優しい先輩がいたら、お稽古の邪魔にならないタイミングで「先輩、その矢、1回だけ近くで見せてもらってもいいですか?」って声をかけて、その生のシャフトの質感や軽さを自分の手のひらで体験させてもらうのが理想的かなと思いますよ。価格やカタログの文字だけで判断せずに、あなたの手の感覚が「あ、これなら信じて引けそう!」とときめく方を、大切に選んであげてくださいね。

練習量が多い人に合うのはどっち?

月曜日から金曜日まで毎日のように学校の部活で居残り練習をしたり、週末も朝から道場にこもって何十本、何百本という凄まじい「矢数」を mudにこなしていく熱心な弓引きのあなたにとっては、矢を選ぶときに何よりも最優先すべき絶対のテーマは、優れた「シャフトの耐久性」と、万が一のときの「コストパフォーマンスの高さ」の2つになりますよね。この過酷なヘビーユースの視点から天秤にかけて考えていくと、圧倒的にジュラ矢の方が、あなたの毎日の練習を一番近くで支えてくれるリアルで実用的な選択肢になるかなと思いますよ。

ジュラ矢の一番の強みは、6本組で買ってもお財布にどこまでもマイルドなリーズナブル価格であることに加えて、激しい練習の中でシャフトが安土の衝撃でビミョーに歪んで曲がってしまったとしても、諦めずに「何度も真っ直ぐに矯正修理ができる」というタフな粘り強さにあります。特に何人もが同じ的に向かって同時にバンバン矢を撃ち込んでいくような部活の合同練習のシーンだと、安土の中で自分の矢の後ろから他の人の矢がガツンと追突してくる「矢継ぎ(やつぎ)」のアクシデントや、狙いがブレて的の硬い木枠に直接激突させてしまうようなトラブルがどうしても日常茶飯事でおきますよね。そんな時でも、ジュラ矢なら「あ、ちょっと曲がっちゃったから、今週末に弓具店さんに持って行って直してもらおうっと!」と、数分のアフターメンテナンスで何回でも現役の真っ直ぐな状態に再生させて使い続けることができるんです。毎日ガシガシ矢数をかけて消耗させていく学生さんにとっては、お財布の中身を気にすることなく、いつでも100%思い切り的前での練習に集中できるというメリットは、何ものにも代えがたい大きな安心感になりますよね。

一方で、最新のカーボン矢は、素材としての表面の強度はもの凄く高いので、普通に安土に当たっているだけならほとんど曲がらないという素晴らしい耐久性を持っています。だけどその反面、さっきもお伝えした通り、もしも硬い柱に激突させたり矢継ぎのクラッシュを喰らって、シャフトの炭素繊維にピキッと目に見える「縦割れ」や「ササクレ」が一度でも入ってしまうと、プロの職人さんであってもそれを直す修理の手立ては100%存在しません。繊維が割れたカーボン矢をそのまま引き絞ると、発射の瞬間に弓の凄まじい反発力で矢が手元で粉々に爆発してしまって、左手を大怪我する危険があって本気で危ないですからね。そうなると、どれだけお気に入りの高い矢であっても、その瞬間にゴミ箱にポイして諦めるしかなくなってしまいます。さらに、カーボン矢は1本あたりの買い替えの販売価格もジュラ矢の数倍高いので、ハードな練習の中でうっかり破損させてしまった時の経済的な精神ダメージが、あまりにも大きすぎて凹んでしまうリスクがあるわけです。

さらに言うと、毎日の激しい練習の真っ最中というのは、何度も射場と安土の間を小走りで往復して、急いで矢を抜いて矢筒に差し込んで…という風に、どうしても弓具の扱いが普段よりも少しだけ粗くなってしまいがちですよね。そんな時に、一挙手一投足に「ああっ、この高いカーボン矢が傷ついたらどうしよう…」とビクビクしながら扱っていては、肝心の射型のお稽古がおろそかになってしまって本末転倒です。その点、良い意味で気楽にガシガシ扱えるジュラ矢の存在は、あなたの練習量をド根性で支えてくれる、本当に心強い相棒になってくれますよ。

このようなリアルな道場の事情をしっかり踏まえていくと、日常のハードな練習量が自慢のあなたには、まずは壊れてもすぐに直せてお財布に優しいジュラ矢をメインの「日々の特訓用」としてカバンに常備しておくのが一番スマート。そして、ここぞという大事な大会の遠征や、公式の昇段審査の本番の時だけ、秘密兵器として大切に保管しておいたシャープなカーボン矢を矢筒からシャキーンと取り出して使い分ける、というノウハウが私の一押しの賢いやり方ですよ。自分の練習スタイルや毎月のご予算の波に合わせて、道具に振り回されることなく、一番ストレスフリーにたくさん引ける最適な選択をしていきましょうね。

弓力や矢所への影響の違い

ジュラ矢とカーボン矢のどちらにするか選ぶときは、単にお店の値段や素材のカッコよさだけで決めるのではなくて、あなたの「弓力(ゆりょく:弓を引くキロ数の強さ)」と、放たれた矢が的に集まる「矢所(やどころ)」に対して、道具がどんな物理的な影響を与えるのか、そのメカニズムをしっかり理解しておくことが、お買い物で絶対に失敗しないための大切な知識になりますよ。ここをマスターしておくと、自分の今の実力に驚くほどピタッと噛み合う、最高のセッティングが見つけられるようになりますからね。

まず、炭素繊維で作られたカーボン矢は、素材自体が非常に軽量でありながら、引き絞られたパワーをバチンと跳ね返すシャープなしなり(反発力)を持っています。この特性は、あなたの弓のキロ数がたとえば11kgから13kg前後といった、「ちょっと弱めから平均的なマイルドな弓力」を引いている時に、もの凄くポジティブな素晴らしい影響となって現れてくれますよ。矢自体がとっても軽くて初速がカッ飛ぶように速いので、弓のキロ数がそこまで強くなくても、放たれた矢は重さに負けて途中で失速することなく、28メートル先の的まで目線とほぼ同じような「低い真っ直ぐなライン」をキープしたまま、素直にスパーンと飛んでいってくれます。おかげで、押す手がちょっと緩んでパワーが落ちてしまったような射の時でも、カーボンの軽さと矢勢がそのミスを上手にカバーしてくれて、矢所が下にドロップして外れるバラつきを、驚くほど綺麗に減少させてくれるわけです。引く力がそこまで強くない女性の弓引きの方や、リラックスして綺麗に引きたいシニアのユーザーの方にとって、カーボン矢が「魔法の矢」みたいに重宝されているのは、こういう物理的な相性の良さがあるからなんですね。

一方で、大定番のジュラ矢は、アルミニウム合金のしっかりとした心地いい「自重」があるため、放たれた後は重力を活かして真っ直ぐに突き進むような、ドシッとした直進性のある飛び方をするのが特徴です。この適度な重みは、あなたの弓のキロ数がたとえば15kg以上、あるいは16kgや17kgといった「ある程度しっかりとした強めの弓力」を体全体でガンガン引き込んでいる時に、最高のシンクロ率を発揮してくれますよ。パワーのある強い弓で軽い矢を放ってしまうと、弓の凄まじい反発エネルギーに矢が負けてしまって、空中でフラフラと蛇行するブレが起きやすくなるのですが、重みのあるジュラ矢であれば、その弓の強烈なパワーをシャフト全体でズッシリと綺麗に受け止めてくれるので、空中の風にもびくともしない、もの凄く矢所の安定した精度の高い軌道を描くことができるようになります。逆に言うと、自分の弓の力がまだ9キロや10キロと発展途上の段階なのに、重いジュラ矢(特に太い2015モデルなど)を無理に使ってしまうと、矢の重さに弓のパワーが完全に負けてしまって、的の手前で失速して下にポトッと落ちてしまったり、的まで届かせるためにわざと狙いをかなり上に上げなきゃいけなくなったりして、フォームを崩す原因にもなりかねないので注意が必要ですよ。

また、カーボン矢はその「軽さ」が最大の武器である反面、あなたの引き方の癖やその日の道場のコンディションによっては、良くも悪くも「軽すぎて矢がフワッと上に浮き上がってしまい、的の上にパカパカ抜けてしまう」という、ちょっと贅沢な課題にぶつかることもあります。これを防ぐために、カーボン矢の世界では、シャフトの先端の矢尻(やじり)の内側に、小さな金属の「錘(バランサー)」を仕込んでおいて、自分の弓の強さに合わせて全体の重心バランスをミリ単位で重くカスタムする、というマニアックな調整方法が一般的によく使われています。その点、ジュラ矢であれば、最初から素材自体の絶妙な金属の重さだけで最初から完璧にバランスが取れているので、そんな面倒なバランサーの調整なんて一切不要で、買ってきたその日から誰でもすぐに安定して引ける、という初心者への優しさを持っていますよ。弓道用のジュラ矢のシャフトに「1913」とか「2015」っていう不思議な4桁の数字が刻印されているのを見たことがあると思いますが、これは「1913=直径が1.9mmで壁の肉厚が0.13mmの細身モデル」「2015=直径が2.0mmで肉厚が0.15mmのがっちり高キロ用モデル」っていう意味なんです。自分の今の弓のキロ数が14キロ以下なら細身の1913を、15キロ以上の強い弓なら2015をセレクトしてあげるだけで、誰でも一発でベストなバランスが手に入りますよ。

このように、あなたの弓の強さが何キロであるかによって、カーボン矢とジュラ矢が飛行中に見せるパフォーマンスや、矢所への影響の出方は180度変わってきます。矢を新調する時は、ただ「なんとなくカッコいいから」という理由だけで選ばずに、自分の使っている弓の強さにしっかりと合わせた適切な太さ・素材のシャフトを選んであげること。そして、実際に道場で試してその「生の飛び方の感触」を自分の目で確かめてみることが、あなたの上達の階段を一番安全に駆け上がるための、最も大切な選び方のポイントになりますよ。

中る人はなにを使っても中るという考え方

弓道を長く続けて、道場のいろんな先輩や高段者の先生方の射を見ていると、誰しも一度は耳にすることになる、弓道界の有名な格言のような言葉があります。それが、「本当に中る人というのは、カーボン矢を引こうが、ジュラ矢を引こうが、極端な話を言えばそこら辺に落ちているただの棒を飛ばしたって、いつでも綺麗に的の真ん中を射抜くことができるんだよ」という教えです。これは、まだ道具のスペックに一喜一憂している初心者の頃に聞くと、「えーっ、そんなの極端すぎるよ!」とびっくりしちゃう意見のように感じられるかもしれませんが、実は弓道という武道の本質をどこまでも深く見事に見抜いた、もの凄く重要で尊い視点なんですよ。

矢の種類や最新のスペック、お値段の高さというのは、確かにあなたの弓引きを支える大切な要素には違いありません。だけどね、それ以上に的の前で厳しく問われるのは、道具の性能なんかではなくて、射手であるあなた自身の「日頃の地道なお稽古で鍛え上げたブレない技術」と、いつでも基本に忠実な「安定した美しい射型」の2つだけなんですね。つまり、最先端の道具の力に100%頼り切って中りをおねだりするのではなくて、自分自身の心と体の動きをミリ単位でコントロールして磨き上げることで、結果として的中を自然に向こうから手繰り寄せる。それこそが、弓道という美しい武道における、絶対に忘れてはいけない一番美しい本質であり精神なんです。特に、張り詰めた空気の中で行われる大切な公式試合や、一挙手一投足の身だしなみまで厳しく審査される昇段審査の舞台などでは、矢の値段の高さに頼り切ったような、中りだけを急いだ見苦しい力みの射というのは、審査員の先生方の目には一発で見抜かれてしまって、決して良い結果には結びつきませんからね。

実際、道場の練習で奮発して高いカーボン矢に買い替えた途端に、「うわ、やった!急に矢所が良くなって的にスパスパ中るようになったぞ!」と嬉しくて舞い上がってしまう人もたくさんいます。でも、そういう人の多くは、自分の射の土台(足踏みや胴造り、左手の押し込み)がまだグラグラと不安定なままで道具の矢勢だけに助けられている状態なので、数週間して新しい矢の感覚に体が慣れてくると、すぐにまた元の悪い癖が顔を出して、矢飛びが乱れて中らなくなってしまうスランプに陥りがちなんですね。その一方で、毎日の基礎練習をどこまでも泥臭く大切にして、基本に忠実な美しい射法八節を崩さずに引き続けている人は、一番安い使い古しのジュラ矢を引いていたとしても、放たれた矢はいつでも正中線をまっすぐ通って、吸い込まれるように的の真ん中にパンパンと気持ちよく中て続けることができます。そういう先輩は、どんなにプレッシャーがかかる大きな試合の本番であっても、道具に振り回されることがないから、いつでも自分の実力を100%発揮して皆中を出してくるわけです。本当に格好いいですよね。

このような弓道具の奥深い背景を知っていくと、私たちが日々のお稽古の中で「どのブランドのどの矢が一番中るのかな?」とネットの情報を血眼になって追い求めるよりも、「道場にあるどんなに古い矢を渡されたとしても、自分の正しい射型だけで確実に的に中てられるような、本物の強さを身につけよう!」と目標を設定する方が、長期的に見てあなたの実力を何倍も強く、そして深く育ててくれる素晴らしい考え方だという教訓が見えてきますよね。もちろん、弓道が上達していった最終的なゴールとして、自分の完成した引き方の個性に120%シンクロしてくれる運命の最高の矢を見つけ出すことは素晴らしい理想ですし、道具にこだわるのも弓道の大きな楽しみのひとつです。だけど、その素敵な相棒探しのプロセスにおいて、何よりもまず最優先すべきは、あなた自身の技術の土台を石垣みたいにガチッと固めることだということは、いつでも忘れないでいてほしいなと思います。どの矢を買おうか迷って頭がウニのようになっている時こそ、実は道具のカタログを閉じて、自分の毎日の引き方や的前での姿勢を初心に戻って優しく見直してあげる、これ以上ない絶好の成長のタイミングでもあるんですよ。

ジュラ矢とカーボン矢の違いのまとめと選び方のポイント

  • 最新のカーボン矢はハイテクな炭素繊維で作られているので、本体がとっても軽量でありながら、少々のことではビクともしない高い強度を誇っていますよ
  • 大定番のジュラ矢は高品質なアルミ合金で作られているので、適度な心地いい自重(軽さと重さのバランス)があって、風に流されにくい安定感がありますね
  • カーボン矢は離れの瞬間のしなりからの復元スピードが凄まじいので、放たれた後の矢勢が圧倒的に速く、直線的な弾道でまっすぐ飛びやすいのが特徴です
  • ジュラ矢は機械による大量生産のおかげで一本ごとの性能のばらつきが一切なく、クセのない素直な飛び方をしてくれるので、初心者が基礎を覚えるには最適です
  • カーボン矢はお店での売値が高価なプレミアム品ですが、折れ曲がりにくい性質を持っているので、最初の真っ直ぐな精度を何年でもキープして長持ちしてくれます
  • ジュラ矢は6本組でも2万円を切るという圧倒的な安さなので、お財布を気にせず毎日のハードなお稽古にガシガシ使い倒せる安心のコスパを持っていますよ
  • カーボン矢は高い強度の反面、もしも的前で激しいクラッシュをして縦割れやササクレが入ってしまうと、安全のために修理ができず買い替えるしかありません
  • ジュラ矢は金属製なので長く使うと安土の衝撃で少しずつ曲がりが出てきますが、弓具店さんに持って行けば職人の手で綺麗に真っ直ぐに矯正修理をしてもらえます
  • 全体的に重量が軽いカーボン矢は、引き絞るパワー(弓力)が12キロ前後と少し弱めの方や女性の弓引きの方でも、失速せずに気持ちよく的まで飛ばしやすいです
  • 適度な重みのあるジュラ矢は、弓のキロ数が15キロ以上と強めの人が引いた時に、弓の強烈な反発エネルギーに矢が負けることなく、ドシッと抜群の安定感が出ます
  • カーボン矢は見た目に美しい高級感のある竹林風の和柄や木目調のデザインが豊富で、矢筒の中でのカチャカチャとした衝突音が静かなのも魅力ですね
  • ジュラ矢は金属製なので矢筒やシャフト同士がぶつかった時に少し高めの金属音が出るので、シーンと静まり返った厳かな審査会場などでは丁寧な扱いが必要かも知れません
  • 弓道上級者の中には、普段の泥臭いきつい居残り練習の時はコスパ重視のジュラ矢を使い、ここぞという本番の公式試合の時だけ勝負用のカーボン矢を使うという賢い使い分けもあります
  • 1ヶ月に何百本、何千本もの猛烈な矢数をこなす元気いっぱいの部活生や練習量が多い方には、消耗品として修理や買い替えのしやすいジュラ矢が一番合っていますよ
  • 結局のところ、本当に的に中るか中らないかというのは、矢の素材の良し悪しよりも、あなた自身の毎日の正しい射型の美しさと技術の土台が何よりも一番大きく影響します

あわせて読みたいお役立ち記事:カーボン矢のおすすめと弓力別の適正モデル一覧
もっと機材を深掘りしたいあなたへ:ミズノカーボン矢wenewの評価と特徴・性能・選び方を解説

道場の環境も大切に:弓道の安土の基礎知識と整備方法を徹底解説

読者限定オファー

弓道のパフォーマンスを落とす
「身体のゆがみ・姿勢」を根本から整える

累計200万表示の「弓道ライフ」運営者が、四段の視点であなたの身体をメンテナンス。
(オマケ:あなた専用の「16パターンの身体操作」も無料診断します)
【1日3名様限定】名古屋駅徒歩5分
初回通常 8,800円
       
5,000円(税込)
詳細・空き枠を今すぐ確認する
道具
シェアする
ゆみの先生をフォローする
タイトルとURLをコピーしました