弓道で弓手の安定が的中率を上げる秘訣とは

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弓道で弓手の安定が的中率を上げる秘訣とは!正しい押し方と手の内のコツを徹底解説

弓道で弓手の安定が的中率を上げる秘訣

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弓道で行き詰まったとき、「どうしても矢が真っ直ぐ飛んでくれない…」「的中率が上がらない…」と悩むことはありませんか?実はその原因、弓を持つ手である「弓手(ゆんで)」の安定感にあるかもしれません。弓道において弓手は、射全体のバランスや安定性を大きく左右するとっても重要な役割を担っているんですよ。

正しい押し方や手の内の作り方をしっかり身につけることで、離れの瞬間のぶれを防ぎ、驚くほど的中率を向上させることができます。だけど、道場で練習していると「弓手でしっかり押せない」「逆に力が入りすぎて押しすぎる」「どうしても肘が曲がってしまう」といった問題に直面して、どうすればいいか分からなくなることも多いですよね。

そこでこの記事では、弓手の基本知識はもちろん、的確に的へと力を伝えるための正しい押し方、理想的な握り方(手の内)の力加減のポイントまで、私なりの視点も交えて詳しく解説します!あなたが安定した美しい射を目指すための具体的な練習方法も紹介するので、日々の技術向上にぜひ役立ててみてくださいね。弓手の理解を深めて改善していくことは、弓道上達への一番の近道になりますよ。

この記事のポイント

  • 弓道における弓手の基本と、射を支える重要な役割が分かります
  • 弓手の正しい押し方と、ブレをなくしてピタッと安定させる具体的な方法を学べます
  • 理想的な手の内の握り方や、無駄な力を抜くための絶妙な力加減のコツがつかめます
  • 弓手がぶれてしまう代表的な原因と、今すぐ実践できる改善方法が理解できます

弓道で弓手の基本と正しい押し方

全日本弓道連盟の弓手イメージ

全日本弓道連盟から引用

まずは弓手の基本的な役割や、どこを意識して押せばいいのかという根本的な部分から一緒に見ていきましょう。ここがズレていると、いくら練習量を増やしてもなかなか的中につながらない仕様になってしまうので、じっくりチェックしてみてくださいね。

弓手とは何ですか?基本の役割を解説

弓道における「弓手(ゆんで)」とは、シンプルに言うと弓を持つ側の手(左手)のことを指します。右手で弦を引く「妻手(めて)」と対になる存在で、この両手のバランスが綺麗に保たれることで、初めて安定した素晴らしい射が生まれるんですよ。

弓手の最も基本的な役割は、引き分ける力に対抗して「弓をしっかりと押し開くこと」です。弓手が的に向かって真っ直ぐに弓を押さえることで、弓が持つ本来の張力や反発力を最大限に活かすことができ、矢が真っ直ぐに力強く飛ぶためのエネルギーが生まれます。もしこの押し出す力が不足してしまうと、発射の瞬間に弓の力に負けて矢が安定せず、的中率がガクッと下がる直接的な原因になってしまうかなと思います。

ただし、ただガムシャラに腕の力だけで力強く押せばいいというわけではないのが、弓道の奥深いところですよね。弓手は「的に向かってどこまでも伸びるように押し進める」という感覚が求められます。手の内(弓の握り方)を正しく整えながら、手首や指先の無駄な力みを綺麗に抜き去り、肩から腕全体がスムーズに連動する動作を意識することがとても大切になります。

もし弓手の使い方のコツを掴めないままだと、発射時に弓が左右上下にぶれたり、押しすぎて射形全体がガタガタに不安定になったり、逆にしっかり押せなくて矢が届かないといった様々なトラブルが発生してしまいます。まずは基本の役割を頭でしっかり理解して、正しい弓手の動きを体に通していくことが、弓道をより楽しんで上達するためには欠かせない要素ですよ。

どこで押すのが正解?

弓道において「弓手のどこで押すのが正解なのか」というのは、多くの人が最初にぶつかる疑問ですよね。結論から言うと、正しい位置は「弓の中心を通る線上に手の内を綺麗に沿わせて、的の方向に向かって真っ直ぐに押し出すこと」になります。

特に初心者の方に多いのですが、弓を落とさないようにしようとするあまり、弓を持つ手に余計な指の力をギューッと入れがちですよね。でも、本当に重要なのは手先の力ではなく、体幹から自然に前へと伸びる力を意識することなんです。ここが乱れてしまうと、弓が的とは違う方向にブレてしまい、矢の軌道がどうしても安定しなくなってしまいます。

具体的に押すときのポイントとしては、手のひら全体でベタッと握るのではなく、親指の付け根にある「天文筋(てんもんきん)」と呼ばれるラインを弓の左角にしっかりあてがい、親指と小指を結ぶ力を意識しながら、弓の中心線に対して真っ直ぐに力を伝えるのが理想的かなと思います。このときに適切な手の内を作って、指先の余計な力をフッと抜いてあげることで、弓の自然な反発力を邪魔することなく100%活かすことができるようになりますよ。

また、押す方向のイメージとしては、ただ真横に「真っ直ぐ前」へ押すというよりは、自分の胸を開きながら「やや斜め前(的の中心)に向かってどこまでも遠くへ伸ばしていく」ような感覚を持つとしっくりくるかもしれません。これにより、弓が自分の体に引き付けられることなく適切に開き、矢が狙い通りのラインを通って的に吸い込まれる確率がグッと高くなります。

逆にこの押し方を誤ってしまうと、「離れの瞬間に弓がガクンと下がる」「押しすぎて矢が右に抜けていく」「逆に押せずに弓の強さに負けて力が後ろに逃げる」といった問題が次々と出てきてしまいます。日々の練習のときには、自分の弓手が適切なポイントで力を伝えられているかを常に優しくチェックして、少しずつ微調整していくのがおすすめです。

ぶれる原因と安定させる方法

弓道をしていて「なんだか今日、弓手がすごくぶれるな…」と感じる日はありませんか?弓手が少しでもぶれてしまうと、矢の飛び出し方が毎回バラバラになってしまうので、的中率を安定させるのが本当に難しくなってしまいますよね。このブレを引き起こす主な原因は、大きく分けると「手の内の不安定さ」「押し方の軌道の乱れ」「体の軸(姿勢)の崩れ」の3つが関係していることが多いです。

まず1つ目の手の内についてですが、弓の握り方が適切でないと、弓を押す力が一点に集中しなかったり均一に伝わらなかったりして、結果的に弓が左右にグラグラとぶれてしまいます。特に、弓を雑巾のように強く握り込みすぎたり、逆に落とすのが怖くて指先がガチガチに緊張していると、弓が持つ本来の復元力と喧嘩してしまって安定感が失われます。一度手の内を見直して、親指と小指の付け根でしっかり挟み込むようなバランスを意識し、適度な緊張感と柔らかさを保つことが重要になってきます。

2つ目の押し方に関しては、引き分けから会にいたる最中に押し方のベクトルがブレてしまうと、射の途中で弓が傾いたり、最後に押し切れずに弓の反発力に負けて手元が戻ってしまったりします。押そう押そうと焦るあまりに押しすぎると、肩が詰まって無駄な力が入り、逆に離れで弓が大きく暴れてしまうこともあるので、「的の方向に向かって、自然にどこまでも吸い込まれるように伸びる」という心地よい感覚を養うのがブレを防ぐコツかなと思います。

そして3つ目は体全体の軸ですね。いくら手先だけを意識していても、土台となる体の軸が崩れていたら、弓手にかかる力のバランスは簡単に狂ってしまいます。特に、弓を引き分けるときに上半身が的側に突っ込んでしまったり、逆に右にのけぞったり、足元の踏みしめが甘くてグラグラしていると、弓手をどれだけ固定しようとしても絶対に安定しません。正しい足踏みや胴造りを意識して、体全体のバランスを整えることが、結果的に弓手のブレをピタッと止める一番の近道になるはずですよ。

押せないときの改善ポイント

「的向かってしっかり弓を押し出すことができない…」と悩む方も実はとても多いです。弓手で十分に押せないと、矢の勢い(矢勢)が弱くなってしまって、的の手前で失速したり、下に落ちてしまったりしますよね。この押せない原因もいくつかあるのですが、多くは「力の使い方のルートの誤り」「手の内の形の崩れ」「体幹の踏ん張り不足」が根本にあります。

まず力の使い方についてですが、多くの人が「腕の筋肉だけで弓を押そう」としてしまいがちです。腕だけの力で20キロ近い弓の反発力を支えようとすると、どうしても肩が上がって肘に余計な負担がかかり、結果として途中で限界がきて押し切れなくなってしまいます。弓手で押すときは、腕の力はむしろリラックスさせておいて、左の肩甲骨を背中の中心からグッと的側へ押し出すような、背中全体の大きな筋肉を使ったイメージを持つと、驚くほどスムーズに大きな力を弓に伝えることができるようになりますよ。

次に手の内の形ですが、これが崩れていると、どんなに背中で押そうとしても手元で力が外に逃げてしまいます。指先で弓をギュッと握り込んでしまうと、ブレーキがかかったようになって腕が伸びなくなりますし、逆に手の平がペタッと開きすぎても弓の圧力を受け止められません。親指の腹で弓をしっかり押し、小指をしっかり締めるというお互いのバランスを意識して、弓の中心に向かって均一に力が集まるように整えてあげてくださいね。

最後に体全体のバランスですが、足元がフラフラしていたり、上半身が前のめりになって重心が前に突っ込んでいると、せっかく生み出した押す力が地面に逃げてしまいます。足幅(足踏み)を自分の身長に合わせて正しくとり、下腹(丹田)に少し力を入れて体幹をカチッと安定させることで、弓手の押し出す力を100%弓へと伝えることができるようになります。「押せないな」と感じたときは、手先だけでなく、一度肩の位置や足元などの全体に目を向けてみると、きっと新しい発見があるかなと思います。

押しすぎるとどうなる?注意点

弓手でしっかり押すことはもちろん基本であり大原則なのですが、実は「とにかく強く押せばいいんだ!」と思って押しすぎてしまうのも、逆に射を大きく乱してしまう原因になるので注意が必要です。何事もバランスが一番大切ということですね。

まず、弓手を必要以上にグイグイと押しすぎてしまうと、弓の左側を押し込みすぎて弓が右に傾いたり、狙いが本来の的の位置から大きくズレやすくなってしまいます。特に「押さなきゃ!」という意識が強すぎると、右手(妻手)で引き戻す力との均衡が崩れてしまい、会での保ちが短くなったり矢筋が通らなくなったりします。その結果、離れた瞬間に矢が右や左に大きくそれてしまい、飛び方が全く安定しなくなる可能性が高くなってしまうんです。

また、過度に押し込もうとすると、手のひらや前腕にガチガチの余計な力が入ってしまい、射の途中でそれ以上伸びられない状態(ロックがかかった状態)になります。肩や肘が力むと動作が硬くなるため、弓道ならではの綺麗な「弓返り(ゆがえり)」がスムーズに起きなくなり、弦が左腕をパチンと叩いて痛い思いをしてしまう原因にもなります。これはちょっと避けたいですよね。

さらに、上半身の左側だけに過剰な力がかかると、全体の連動が切れてしまい、下半身のどっしりとした安定感が失われてしまいます。腰が浮いてしまったり、重心が左足ばかりに偏って前のめりになったりして、正しい姿勢をキープできなくなってしまいます。

じゃあ、適切な押し方を身につけるにはどうすればいいかというと、単に「左手で押す」というワンウェイの意識ではなく、弓手と妻手が真ん中から左右均等に「引き裂くように伸び合う」という感覚を大切にすることです。両手が5:5のバランスで綺麗に引っ張り合い、全身を使って大きな円を描くように射を行うことで、無駄な力みを綺麗に抑えながら、凛とした安定した射を実現できるようになりますよ。

弓手の握り方と安定した射を目指す

全日本弓道連盟の手の内

公益財団法人 全日本弓道連盟

全日本弓道連盟から引用

ここからは、さらに実践的な「手の内の握り方」や、よくある悪い癖(弓手が下がる、肘が曲がるなど)を綺麗に解消していくための具体的な解決アプローチについて詳しくお話ししていきますね。

正しい握り方と力加減

弓手の手の内(握り方)は、矢が放たれた後の挙動をも左右する、弓道の中で最も繊細なテクニックの1つです。ここがしっかり構築できていないと、狙いを定めても発射の瞬間にバラバラになってしまうので、正しい力加減を体で覚えることがとても重要になります。

まず基本的な意識として、弓は手のひらでギュッと「握りしめる」のではなく、卵を優しく包み込むように「添える」感覚を大事にしてください。親指の付け根(天文筋)で弓の圧力をしっかり受け止め、中指、薬指、小指の3本は弓にそっと巻き付けるように軽く添える程度にします。このときに手のひらの中に卵が1個入るくらいの卵形の空間(ふくらみ)を作ってあげると、無駄な力みが抜けて弓が自由に回転できるようになり、鋭く美しい弓返りが自然に生まれるようになりますよ。

力の入れ方のバランスとしては、親指と小指で弓を挟むようにして「縦に締める」イメージを持つといいかなと思います。手のひら全体を硬くしてしまうと、その緊張が手首を伝って前腕や肩までガチガチにしてしまい、右手との連動がストップしてしまいます。強く握りすぎる癖がある人は、一度弓を構えたときに「指の力を半分くらい抜いてみる」という意識を持ってみるのもおすすめです。

弓手の安定を長く保つためには、やはり「握る」という意識から「弓の力に逆らわずに素直に押し伸ばす」というイメージへシフトしていくことが大切です。左右の腕が均等な力で心地よく伸び合うことで、余計なスタミナを使わずに、何本引いても疲れない自然で洗練された射が完成しますよ。

下がる癖を防ぐコツ

練習中、先生や先輩から「離れのときに弓手が下がっているよ!」と注意された経験はありませんか?弓手が下に落ちてしまう癖は、狙いや矢の飛び方にダイレクトに悪影響を及ぼす、早めに直しておきたいポイントの1つです。引き分けから会、そして離れにいたる瞬間に弓手が下に逃げてしまうと、矢が的の下をくぐるように低く飛びやすくなってしまい、的中率が全然上がらなくなってしまいますよね。

この下がる癖を根本から防ぐためには、まずあなたの弓手の意識を「ただ前に押し出す」から「的の中心に向かって、どこまでも真っ直ぐ水平に水平に伸ばし続ける」というイメージに切り替えることが重要です。ただ押すことだけを考えていると、離れの強い衝撃が起きた瞬間に、脳が反発を逃がそうとして無意識に腕を下に下げてしまいがちなんですよね。会に入ったら、手の内をしっかりキープしたまま、矢が的に届くまで弓手の高さをキープし続ける強い意識を持ってみてください。

また、腕だけでなく体全体の重心の置き方も大きく影響しています。弓手が下に落ちてしまう原因として、引き分けるにつれて自分の重心が徐々に後ろ(右足側)に傾いてしまっている可能性があります。重心が後ろに逃げると、バランスを取ろうとして左腕が自然と下がってしまう仕様になっているんです。しっかり両足の親指の付け根(拇指球)で地面を捉え、腰の位置をどっしりと真ん中に保つことで、弓手を高い位置でコントロールしやすくなりますよ。

さらに、離れの瞬間に「よし、今から手を離すぞ!」と弓手ばかりに意識を集中させすぎると、余計なジャンプするような動作が入りやすくなります。あくまで右手(妻手)の引き切る力とのバランスを均等に保ち、全身で四方八方に伸び合うことを心がけると、驚くほど自然に弓手の位置がブレずに残る(残心)ようになります。

力が入らないときの対処法

先ほどとは逆に、「なぜか今日、弓手に全然力が入らなくてしっかり弓を支えられない…」という日もありますよね。弓手に適切な力が入らないと、弓の強さに負けて手元がフラフラと遊んでしまい、狙いが全く定まらなくなってしまいます。この状態をサクッと改善するには、小手先の力ではなく、全体のフォームと「力の通り道」をもう一度確認してあげることが大切です。

まず、弓手に力が入らないと感じる最大の原因の1つに、実は「最初から握りすぎている」という逆説的な問題があります。最初から指先をギュッと握りしめてガチガチに緊張させてしまうと、人間の筋肉の仕組み上、それ以上大きな力を発揮して押し出すことができなくなってしまうんです。手のひら全体をガチガチにするのではなく、親指の付け根と小指の根本だけで弓をそっと挟み込むように持ち、他の指はリラックスさせてみてください。すると、引き分けるにつれて弓の圧力が手のひらに心地よく乗ってくるのが分かり、自然な力で無理なく押しやすくなりますよ。

次に、肩の位置も大切です。肩や首回りに無駄な力が入って肩が上にポコンと上がってしまうと、腕の骨の連動がロックされてしまい、弓手にうまく力が伝わらなくなってしまいます。大三(だいさん)から引き分ける段階で、一度肩の根元をストンと下に下げるように意識し、腕全体をリラックスさせて通り道を作ってあげることで、体幹からの強いパワーを効率的に弓手へ伝えることができるようになります。

さらに、弓手と引き手(妻手)の引っ張り合いのバランスを意識することも見逃せません。どうしても「矢を引く」という行為に引っ張られて、右手ばかりに意識が向きがちですが、そうなると左の弓手の押しがどんどん弱くなってしまいます。左右5:5のパワーで同時に伸び合うイメージを持ち、弓手を的の奥の壁まで突き刺すように伸ばす感覚を持つことで、自然と必要な力が無理なく入るようになりますよ。

どうしても感覚が掴めないときは、無理に的前で引き続けずに、鏡の前で自分のフォームを客観的にチェックしたり、自宅で軽いゴム弓を使って「肩を下げて背中で押す」感覚のトレーニングを繰り返してみると、弓手の安定感を効率よく高めるのに大いに役立ちますよ。

肘が曲がるのを防ぐ方法

引き分けから会にかけて、弓手の肘が内側にクシャッと曲がってしまう癖に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。弓手の肘が曲がってしまうと、弓を的の方向に真っ直ぐ突っ張って押し出すことができなくなり、矢の推進力が死んでしまって的中率が下がる大きな原因になります。この問題をスマートに防ぐためには、肘そのものの意識だけでなく、手の内と肩のポジションをセットで見直す必要があります。

まず1つ目のポイントは、やっぱり「手の内の使い方」です。弓を落とすまいとして指先で弓を強く握り込みすぎると、その緊張がダイレクトに前腕へと伝わり、腕を縮める筋肉が働いて肘が内側へ折れやすくなってしまいます。弓はあくまで軽く支えるくらいの柔らかい意識を持ち、手の内を正しくふっくらと作ることで、前腕の無駄な突っ張りが消え、肘をまっすぐ綺麗に伸ばしやすくなりますよ。

次に2つ目は、「押しの方向と肘の向き」です。ただ力任せに「押し込もう」とすると、肘の関節が下を向いてしまって、弓の圧力に負けて簡単にカクンと曲がってしまいます。そうではなく、弓手の肘の「内側の白い部分」が真上、あるいはやや内側を向くように、腕全体を外側に軽くひねる(大鳥が羽を広げるようなイメージ)を意識してみてください。この関節のロック(骨を突っ張る状態)が上手く作れると、筋肉の力に頼らなくても骨組みだけで弓の強い力を楽に受け止められるようになり、肘が曲がるのを綺麗に防げるようになります。

また3つ目は、「肩が逃げていないか」という点です。左肩が前に出て胸が縮こまっていると、構造上どうしても肘が曲がって逃げるしかなくなってしまいます。しっかり左肩の付け根を後ろに引き下げて、胸を大きく開くように腕全体を長く使う姿勢を維持することが大切です。

効果的な練習方法としては、道場だけでなく自宅などでゴム弓を使いながら、鏡の前で引き分けの軌道を作り、肘の位置が適切な向きで伸びているかを自分の目でじっくり確認するのが一番おすすめです。頭のイメージと実際の体の動きのズレを修正していけば、的前での本番の射でも、離れの瞬間までしっかりと肘を伸ばし切った力強い射が定着しやすくなりますよ。

捻りの重要性と練習法

弓道において、弓手の「捻り(ひねり)」は、矢をまっすぐ矢筋通りに飛ばし、さらに射終わった後に弓がくるりと回る綺麗な弓返りを起こすために、絶対にマスターしておきたい超重要なテクニックです。正しく弓手を捻ることができると、弦が外側を通るようになるため、自分の顔や腕を打つリスクを劇的に減らすことができ、射の全体的な一貫性と的中率が驚くほど向上しますよ。

捻りの基本的なメカニズムは、手の内を使って弓に対して「時計回りのひねりトルク(内ねじり)」をじわりとかけ続けることです。弓を構えて引き分ける際、親指の付け根(天文筋)で弓の左角を的の方へと押し込みながら、小指を自分の体側へとクッと締めるようにします。この親指と小指の相反する連動によって、弓に心地よい回転運動のエネルギーが蓄えられ、離れた瞬間に弓が手のひらの中でクルッとスムーズに反転する仕様が完成するわけです。

ここで注意したい失敗ポイントとして、捻りが足りないと弓が手の内でグラグラと遊んでしまって矢がどこに飛ぶか分からなくなりますし、逆に「たくさん回そう!」と焦って手首だけを力任せにギューッと雑巾のように強く捻りすぎてしまうと、今度は手の内の形そのものが潰れてしまって狙いが右に大きくズレる原因になります。手首の関節は柔らかく使いつつ、腕全体の骨の並びで自然に内側へ適度なトルクをかける感覚が大切かなと思います。

おすすめの練習方法としては、まずは弓を持たない状態で、自分の左手を前に出して「親指を前に突き出しながら、小指を自分の方に巻き込む」という手のひらの動きを何度もシミュレーションしてみることです。感覚が掴めてきたらゴム弓を使い、会にいたるまでに手の内の形が崩れずに一定の捻り圧をキープできているか確認してみてください。実際の的前の射でも、離れの最後の1ミリまでこの心地よい捻りのテンションを維持することを意識すると、理想的な美しい弓返りと鋭い矢飛びがあなたのものになりますよ!


弓道における弓手の役割と重要ポイントまとめ

ここまでお話ししてきた、弓手を安定させて的中率を爆上げするための大切なエッセンスを分かりやすくリストにまとめました。日々の稽古の前に、サクッと頭の中で復習するチェックリストとして使ってみてくださいね。

  • 弓手は弓をしっかり支え、矢を狙い通り正確に射抜くための最も大切な大黒柱の役割を担っています
  • 弓手の安定性が高まれば高まるほど、矢の勢い(矢勢)が増し、毎回の命中率が目に見えて大きく向上します
  • 正しい弓手の形を作るには、肩の力をフッと抜いて下げ、肘の関節を適切な向き(内側が上)に保つことが超重要です
  • 手の内の握り方は、指先を必要以上に力ませてギュッと握らず、卵を包むように優しく自然に添えるのがコツです
  • 引き分けから会にいたる動作では、弓手を常に的の中心に向かって真っ直ぐ、どこまでも押し出す強い意識を持ちましょう
  • 弓手の手先に無駄な力みがあると、離れの瞬間に余計なブレを引き起こし、矢筋が上下左右に乱れる最大の原因になります
  • 首から肩にかけてのライン(肩の高さ)を一定に維持し、弓手が上下にガクンとぶれないように細心の注意を払いましょう
  • 弓手の指先の繊細な感覚を研ぎ澄ませ、会から離れの瞬間が起きるまで、整えた正しい形を粘り強く維持します
  • 弓手の押しが強すぎるとバランスが崩れて矢筋が乱れ、弱すぎると弓の力に負けて的中率が下がってしまいます
  • 離れが起きたまさにその瞬間も、弓手の手の内がベタッと開いてしまわないよう、最後まで安定した形を保ち(残心)ます
  • 弓手の肘の向き(捻り)が適切にコントロールされていないと、弦が腕に当たったり矢筋が左に崩れやすくなったりします
  • 左の弓手と右の馬手(妻手)の力が常に5:5の綺麗なバランスで取れていないと、射全体の美しさと安定性が損なわれます
  • 弓手の体幹からの動きが滑らかであればあるほど、全体の射形が凛として美しくなり、比例して的中率も上がっていきます
  • 弓手の悪い癖を改善してフォームを自分のものにするためには、日々の客観的なチェックと正しい反復練習が不可欠です
  • 自分の弓手の感覚を丁寧に磨き上げていくことで、いつでも同じパフォーマンスが出せる、一貫性のある正確な射が身につきますよ

 

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弓手の手の内や正しい押し方は、一朝一夕で身につくものではないからこそ、毎日の小さな意識の積み重ねがとっても大きな差になって現れます。次の練習のときには、まず「肩を下げて、親指の付け根で的を押す感覚」を1本だけでも意識することから始めてみてくださいね。あなたの射がより安定して、気持ちよくパァンと的を射抜く快感をたくさん味わえるようになることを心から応援しています!

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