遠的矢のアルミカーボン入門とコスパと耐久性で後悔しない選び方

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遠的矢のアルミカーボン入門とコスパと耐久性で後悔しない選び方

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こんにちは。弓道ライフのゆみの先生です。

遠的を始めようとするときに、遠的矢アルミや遠的矢カーボン、遠的矢アルミカーボン、遠的矢ジュラ矢、遠的矢ウッドカーボンのどれを選ぶべきか迷う方はとても多いです。特に遠的矢重さ何gが良いのか、遠的矢番手の数字の意味、遠的矢弓力とのバランス、遠的矢スパインや箆張の考え方、遠的矢矢尺や矢束の決め方、遠的矢インサートや矢尻の重さ、矢羽三寸五分四寸といった細かな要素まで考え始めると、「結局アルミカーボンがいいのか、ジュラ矢かカーボン矢かどっちなのか」と頭がいっぱいになってしまいますよね。

さらに、近的矢遠的矢違いや遠的矢近的矢兼用の可否、初心者中級者上級者それぞれに合う遠的矢、国体遠的矢アルミカーボンのような本格志向の矢、試合用遠的矢おすすめモデル、遠的矢アルミカーボン価格や6本組の相場、アルミカーボン折れやすい壊れやすいといった噂も気になるところだと思います。まわりの先輩や先生ごとに言うことが違ったりして、「誰の話を信じたらいいの?」と感じているかもしれません。

この記事では、そうしたモヤモヤを一つずつ整理しながら、「遠的やるならアルミカーボンを軸に考えると楽になりますよ」という視点でお話していきます。読み終わるころには、あなたの弓力やスタイルに合った遠的矢アルミカーボンの選び方がイメージできて、「次はこの番手、この重さで注文してみよう」と具体的に動けるようになるはずです。気になるポイントには実戦での体感も交えながらお伝えしていくので、ゆっくり読み進めてみてください。

  • 遠的矢とアルミカーボンの基本的な特徴と違い
  • 弓力・矢尺・スパインから見る最適な番手の考え方
  • ジュラ矢やカーボン矢との比較から分かるアルミカーボンの立ち位置
  • 初心者から上級者まで段階別の遠的矢アルミカーボン活用法

遠的矢とアルミカーボンの基礎

ここではまず、遠的矢そのものの特徴と、アルミカーボンという素材の基本から整理していきます。近的との違いや、アルミ矢・カーボン矢との関係を一度頭の中で整理しておくと、その後の番手選びや弓力とのマッチングがぐっと分かりやすくなります。遠的競技は一般的に射距離60mで行われ、細くてよく飛ぶ矢が求められる競技です(出典:公益財団法人全日本弓道連盟『弓道競技規則』)。この前提を押さえたうえで、「なぜアルミカーボンが遠的に向くのか」を順番に見ていきましょう。

遠的矢アルミとカーボンの違い

遠的で使われる矢のメインどころは、ジュラルミン系のアルミ矢とカーボン矢、そしてそのハイブリッドであるアルミカーボン矢です。「素材が違うと何が変わるの?」というところから、ゆっくり整理していきますね。

アルミ矢は、いわゆるジュラ矢と呼ばれるタイプで、直径がやや太く、重さもしっかりあります。金属パイプなので、一本一本の寸法が揃いやすく、真っ直ぐさも安定しやすいのが特徴です。そのぶん安定性と扱いやすさに優れていて、近的では今でも定番です。遠的用としては1813や1913などの番手がよく使われ、弓力に合わせて選びやすいのもポイントですね。

対してカーボン矢は、シャフトが細く軽いのが特徴で、矢勢が速く、直進性に優れています。遠的矢カーボンは、ミズノWENEWシリーズなどが有名で、「とにかくよく飛ぶ矢がほしい」という声に応えてくれる存在です。軽さゆえに風の影響を受けやすい場面もありますが、たしかに矢飛びの鋭さは魅力的です。ただ、カーボン単体は製造方法の関係で真直性や寸法精度の個体差が出やすい面もあり、モデルによって性格が結構違います。

そこで出てくるのが遠的矢アルミカーボンです。アルミの中芯にカーボンを巻いた構造にすることで、アルミ矢の精度とカーボン矢の軽さ・強さを両立させたタイプで、まさに「いいとこ取り」の矢と言えます。シャフト外径はジュラ矢より細く、カーボン矢ほど極端に軽すぎないバランスなので、遠的でも弾道がまとまりやすいです。

実際に遠的で使ってみると、アルミ矢と比べて同じ弓力でも矢勢がひと段階速くなり、60mの霞的までの伸びが良くなります。一方、カーボン矢と比べると、アルミの芯のおかげか狙いどおりに素直に飛んでいく感覚があり、「暴れにくい軽量矢」という印象を持つ方が多いです。遠的やるならアルミカーボンを第一候補にと私がよくおすすめするのは、このバランスの良さが理由ですね。

もちろん、どの素材にも一長一短があります。アルミは丈夫で修理しやすい、カーボンは軽くて矢勢が出る、アルミカーボンはその中間で高性能、と覚えておくと、あなたに合った選択がしやすくなると思います。

より素材ごとの違いを深掘りしたい場合は、ジュラ矢・カーボン矢の比較をまとめた弓道の矢の値段の相場と素材比較も役に立つと思います。素材ごとの価格感や、近的との兼用のしやすさもチェックできますよ。

遠的矢ジュラ矢と竹矢の比較

遠的矢ジュラ矢と竹矢を比べると、それぞれにメリットとデメリットがあります。「昔ながらの竹矢か、実用性のジュラ矢か」という悩みは、遠的を始めた人が一度は通る分かれ道かもしれません。

ジュラ矢は、工業製品なので寸法が揃っており、曲がってもある程度は修正が効きます。金属パイプとして量産されているので、同じ番手であれば重さや直径がほぼ同じになり、セットで使ったときのまとまりが取りやすいです。価格も抑えめで、学生や初心者に優しい遠的矢です。遠的矢重さ何gが良いか迷う時も、番手表を見ながら選べるので失敗が少ないのが強みですね。

一方、竹矢は一本一本が生き物で、しなりや風合いに独特の味があります。同じ重さ・同じ太さに見えても、竹の節の位置や材質のムラによって、微妙に性格が違います。そのため、遠的でも竹矢を愛用する上級者は多いのですが、湿度変化や反りに合わせた手入れが必須で、矢束やスパインの管理も自分で見ていく必要があります。

竹矢は、しっかり手入れをしながら長く付き合うと、射手の癖に馴染んでくる感覚があります。ただ、その分だけ、セットで揃える初期コストや、折れたときのショックも大きいです。遠的の矢所を安定させるには、6本なり8本なりを同じ性格に揃える必要がありますから、ここにこだわるほどコストと手間は重くなります。

「ジュラ矢かカーボン矢か、それとも竹矢か」という悩みはよく聞きますが、遠的で的中を優先したいなら、コスパと扱いやすさでジュラ矢、将来的にアルミカーボンへステップアップ、という流れがバランスが良いかなと思います。竹矢は、自分の射がかなり固まり、矢の個体差も含めてコントロールしたくなった段階で挑戦するのがおすすめです。

こんな人にはジュラ矢・竹矢が合うかも

  • 学生・部活メイン:本数を揃えやすいジュラ遠的矢
  • 社会人・道具好き:時間と手間をかけられるなら竹矢も検討
  • 大会志向・実用重視:ジュラ→アルミカーボンへのステップアップ

遠的矢ウッドカーボンの特徴

遠的矢ウッドカーボンは、Eastonウッドカーボンのように、見た目は木目調で中身はカーボンというタイプです。「竹矢の雰囲気は好きだけど、管理の手間やコストは抑えたい」というニーズに応えてくれる存在ですね。

ウッドカーボンは、外観が竹や木目風に加工されているので、伝統的な弓道場の雰囲気にもよく馴染みます。一方で、内部はカーボンシャフトなので、強度や耐久性はカーボン矢に近く、反りや曲がりの管理は竹矢よりずっと楽です。重さはカーボン単体よりやや重めになることが多く、遠的矢弓力が13〜15kgくらいの人には、矢重としなりのバランスが取りやすいと感じるケースが多いです。

アルミカーボンとの違いで言うと、ウッドカーボンは「見た目も含めたトータルの雰囲気」と「そこそこ軽くてよく飛ぶ」という感覚のバランス型、アルミカーボンは「性能重視・直進性重視」の道具寄り、とイメージすると分かりやすいと思います。どちらが上というより、あなたが何を大事にしたいかで選ぶ感じですね。

見た目を重視しつつも、ジュラ矢から一歩進んだ矢を使いたい人には、ウッドカーボンも良い選択肢になります。ただし、遠的だけでなく近的も同じ矢で引きたい場合は、弓力とスパインのバランスが少し繊細になるので、弓具店に「遠的メインか、近的と兼用か」をしっかり伝えて相談すると失敗しにくいです。

カーボン系の代表的なモデルや弓力別の選び方は、カーボン矢専門の記事カーボン矢のおすすめと弓力別モデルも参考になると思います。ウッドカーボンやアルミカーボンと、プレーンなカーボン矢の違いもまとめています。

遠的矢の重さ何gと弓力目安

「遠的矢重さ何gがいいですか?」という質問は本当によく受けます。結論からいうと、「この重さが正解」という絶対値はありませんが、ある程度の目安と考え方はあります。ここを押さえておくと、弓力ごとの遠的矢アルミカーボンやジュラ矢選びがかなり楽になりますよ。

一般的には20〜30gの範囲に収まることが多いですが、これはあくまで目安にすぎません。弓力が弱いのに重すぎる矢を使うと矢勢が出ず、届いても高さが不安定になります。逆に、強弓に軽すぎる矢を組み合わせると、弓への負担が増えたり、矢のスパインが追いつかず矢所が暴れやすくなります。

弓力ごとのざっくりしたイメージ

ざっくりとした遠的矢重さのイメージ

  • 弓力〜13kg前後:やや軽めのジュラ矢 or 細身カーボン(20g台前半目安)
  • 弓力13〜16kg:標準〜やや軽めのアルミカーボンが扱いやすいゾーン(20g台中盤〜後半)
  • 弓力16kg以上:矢重をしっかり持たせたアルミカーボン or カーボン(25g以上も視野)

この範囲の中で、あなたの弓力・矢尺・体力に合わせて微調整していくイメージです。例えば、同じ15kgの弓でも、筋力に余裕がある人は少し重めの矢でも引ききれますし、体力に不安がある人は軽め寄りの矢で負担を減らした方が長く引き続けやすいです。

遠的矢アルミカーボンの場合、シャフト自体が軽めなので、矢尻やインサートで前重心を作ってあげるケースが多いです。矢尻を5〜10グラム変えるだけでも、矢飛びの感覚や矢所の上下が変わることがあるので、「矢が軽すぎて落ち着かないな」と感じたら、まずポイントの重さを見直してみるのも一つの手です。

とはいえ、これも一般的な目安でしかありません。正確な数値や安全性については、弓具店や指導者と相談しつつ、実際に遠的場で試射して決めるのが一番です。特に強弓の方は、弓への負担や自分の体力とのバランスも含めて慎重に検討してくださいね。

遠的矢スパインと番手の考え方

遠的矢スパイン(箆張)は、遠的矢番手と弓力をつなぐキーワードです。ここを理解しておくと、アルミカーボン560やウッドカーボン各種、ジュラ矢1813・1913などの「数字の意味」が腑に落ちてきます。

スパインとは、簡単にいうと「矢のしなりやすさ・硬さ」のことです。強い弓で柔らかすぎる矢を使うと、矢が過剰にしなってしまい、離れのわずかなブレが増幅されて矢所が暴れます。逆に、弱い弓で硬すぎる矢を使うと、弓のエネルギーが矢に乗りきらず、矢勢不足や射ち味の重たさにつながります。

例えば、EASTONのアルミカーボン560は、直径約6.3mm、100cmあたり約20g前後の重さで、12〜15kg前後の弓に合うスパインに設計されています。これを基準に、矢尺が長くなるほど実質的には柔らかく感じ、短くなるほど硬く感じるようになります。なので、あなたの矢尺が基準より長いなら少し硬め寄り、短いなら少し柔らかめ寄り、といった調整をしていくイメージです。

スパイン選びの基本

  • 強い弓 × 柔らかすぎる矢:しなりすぎて上下ブレが増える
  • 弱い弓 × 硬すぎる矢:エネルギーが乗らず矢勢不足になりがち
  • 弓力・矢尺・矢重のバランスでトータルで見るのが大事

具体的には、弓具店の対応弓力表を見ながら、「自分の弓力と矢尺がこの範囲に入っているか」を確認しつつ、実際の矢飛びもチェックして微調整していきます。同じ15kgでも、離れのキレが鋭い人と、ゆっくりめの人では、合うスパインが少し違うこともあります。ここを「弓力だけで決めない」のが、遠的矢選びのコツです。

スパイン表や対応表は便利ですが、「表どおりだから絶対」ではなく、実際の矢飛びを確認しながら微調整する感覚を持っておくと失敗しにくいですよ。もし迷ったら、やや硬めを選んで矢尻を重くする方向で調整する方が、弓への負担や安全面では無難なことが多いです。

遠的矢とアルミカーボンの選び方

ここからは、実際に遠的矢アルミカーボンを選ぶときのポイントを、矢尺や矢束、羽根やインサート、そしてレベル別の考え方や価格について具体的に整理していきます。「遠的やるならアルミカーボン」という方針で、段階ごとにイメージしてみてください。あなたの今の実力と予算、目標とする大会レベルを合わせて考えることで、「無理なく続けられて、きちんと結果に繋がる」セットを組みやすくなります。

矢尺矢束と遠的矢アルミカーボン

遠的矢矢尺は、基本的には近的矢と同じで構いません。あなたの矢束に対して2〜3cm余裕を持たせた長さが、安全かつコントロールしやすい基準になります。ここを間違えると、いくら高性能な遠的矢アルミカーボンを選んでも、射そのものが不安定になってしまうので、最初にしっかり押さえておきたいポイントです。

遠的だからといって、矢丈を極端に長くする必要はありません。むしろ矢尺だけ伸ばしてしまうと、スパインの感覚が変わり、同じ番手でも「急に柔らかくなったように感じる」ことがあります。これは、長くなるほど矢全体のしなり量が増え、弓から受ける力に対して柔らかく反応するためです。

矢尺を決めるときのステップ

  • 今使っている近的矢の矢尺を正確に測る
  • 矢束(引いたときの指先位置)との関係を確認する
  • 矢束+2〜3cmを基本に、安全マージンを見て長さを決める
  • その矢尺に対応するアルミカーボンの番手表をチェックする

遠的矢アルミカーボンを選ぶときは、まず今使っている近的矢の矢尺を基準にして、その長さに合った番手表を確認します。そのうえで、遠的用として少し軽め・細身のシャフトを選ぶ、という流れにすると、違和感が少なく移行できます。「近的と遠的で矢尺は同じ、素材と番手を変える」という考え方ですね。

また、成長期の高校生などは、今後の身長の伸びも見越して矢尺を少し長めに取るケースもあります。ただ、あまり先を見すぎて長くしすぎると、現時点では柔らかすぎるスパインになってしまうので、指導者や弓具店とよく相談しながら決めるのがおすすめです。

矢尺や矢束の測り方・基礎知識をまとめた弓道の矢の種類と選び方の解説も、細かく確認したいときに便利です。写真付きで解説しているので、初めて自分の矢を注文する方にも分かりやすいと思います。

インサートと矢羽三寸五分四寸

遠的矢インサートや矢尻の重さ、矢羽三寸五分四寸の長さは、矢の性格をかなり左右します。アルミカーボンはシャフト自体が軽くてしっかりしている分、インサートと羽根の選び方が味付けの部分になってきます。

インサートとポイントの重さを増やすと、矢の前重心が強くなり、上下のブレが減って安定しやすくなります。その代わり、矢勢は少し落ちるので、弓力がギリギリだと届きにくくなることもあります。逆に軽くしすぎると、矢はよく飛びますが、わずかな離れのぶれや風の影響が矢所に出やすくなることもあります。

インサートとポイントの組み合わせ例

目的 インサート+ポイントの重さ 特徴
飛距離優先 やや軽め(標準より−2〜3g) 矢勢は出るが、風とブレの影響は増えやすい
安定性優先 標準〜やや重め(+2〜5g) 上下のブレが減り、グルーピングがまとまりやすい
強弓での負担軽減 標準〜やや軽め 弓への負担を抑えつつ、スパイン次第で安定も確保

羽根については、遠的矢の標準は三寸五分〜四寸くらいの短め・細めの羽根です。三寸五分は飛距離重視、四寸は安定性寄りというイメージで、白グースやターキーの白系を選ぶと矢所が見やすくて便利です。特に遠的では的までの距離が長いので、観戦している仲間や指導者が矢の軌道を追いやすくなります。

羽根を極端に短くしてしまうと、わずかなブレや風の影響を受けやすくなるため、特に遠的初心者のうちは、三寸五分〜四寸の中で無理のない長さを選ぶのがおすすめです。「上級者が三寸の羽根を使っているから」といって、同じ長さにする必要はまったくありません。

インサートと羽根は、「最初から完璧に決めないとダメ」というものではなく、実際に使いながら少しずつ調整していく感覚で大丈夫です。最初は標準的な構成で注文しておき、遠的場で矢飛びや矢所を見ながら、次に作るときに重さや羽根長を微調整していくのが現実的かなと思います。

初心者中級者上級者と遠的矢選択

「初心者中級者上級者で、遠的矢はどう変えるべきですか?」という相談も多いので、ざっくりとしたロードマップをまとめておきます。これをベースに、あなたの今の立ち位置と照らし合わせながら読んでみてください。

遠的初心者〜1年目

まずはジュラ矢の遠的用番手から入るのがおすすめです。理由は、価格が抑えられていて、本数を揃えやすいこと。そして、多少土手や木に当てても、修理や交換でリカバーしやすいからです。遠的に慣れていないうちは、どうしても矢を失くしたり、変なところに刺してしまったりするリスクが高いので、ここで高価なアルミカーボンを使うのは精神的にもお財布的にも負担が大きくなりがちです。

中級者(的中も安定してきた段階)

近的での射形と離れが安定してきて、遠的の記録も伸ばしたいなら、ここで遠的矢アルミカーボンへのステップアップを検討します。的中がある程度まとまり始めると、ジュラ矢とアルミカーボンの矢飛びの違いがハッキリ分かるようになってきます。「同じ狙いで引いているのに、アルミカーボンの方がまとまりやすい」「横ブレが減って縦の調整に集中できる」と感じる人が多いですね。

この段階では、近的はジュラ矢、遠的はアルミカーボンという二本立てにする人も多いです。慣れてきたら、近的もアルミカーボンに揃える、あるいは近的用にはカーボン矢を使い分けるなど、少しずつ自分なりの道具構成を作っていくと良いと思います。

上級者・試合志向

国体遠的矢アルミカーボンのようなハイグレードモデルや、競技志向のカーボン矢も選択肢に入ってきます。このレベルになると、番手・矢重・羽根・インサートまで細かく詰めていくので、弓具店と相談しながらセットで組むのが前提になります。

また、強弓を使う上級者ほど、弓への負担や矢の耐久性も重要になってきます。軽すぎる矢を強弓で使うと、弓にも矢にも負担がかかるので、矢重とスパインを慎重に設計する必要があります。「上級者=とにかく軽い矢」というわけではなく、自分の射と弓にとってのベストバランスを探していく段階だと思ってください。

遠的矢アルミカーボン価格と6本組

遠的矢アルミカーボン価格は、だいたい6本組で3万〜4万円台に収まることが多いです。遠的矢アルミカーボン6本組として完成矢で注文すると、シャフト・羽根・インサート・矢尻・筈まで一式組んだ状態で届きます。ここでは、ざっくりとした価格感と、予算の組み立て方を整理しておきます。

ざっくりとした価格感(6本組の目安)

種類 価格帯の目安 主なターゲット層
ジュラ遠的矢 1.7万〜2.3万円くらい 初心者・学生・練習用
カーボン遠的矢 3万〜3.5万円くらい 中級者〜上級者・大会志向
アルミカーボン遠的矢 3.3万〜4.2万円くらい 上級者・試合用の一本を求める人

もちろん、これはあくまで一般的な目安です。羽根の種類やデザイン、特注の有無によってかなり変わるので、正確な情報は公式サイトや弓具店の価格表をご確認ください。特に本鳥羽やオーダーペイントを選ぶと、一気に価格が上がることもあります。

予算的に厳しい場合は、まずジュラ矢で遠的に慣れてから、試合用として遠的矢アルミカーボンを6本だけ用意する、といった二段構えも現実的でおすすめです。普段の稽古はジュラ矢、本番や記録会ではアルミカーボンという形なら、道具の寿命も伸びますし、精神的な切り替えにもなります。

道具にかけられる予算は人それぞれです。無理をして高価な矢を揃えるよりも、いまの自分にとって無理のない範囲で、少しずつステップアップしていく方が、長く弓道を楽しめると思います。「今年はジュラ矢、来年はアルミカーボン」といった中長期のイメージで考えてみてください。

遠的矢アルミカーボンで遠的を極める

最後に、「遠的やるならアルミカーボン」に込めている私の考えをまとめておきます。ここまで読んできて、「結局、自分には何が合うんだろう?」と感じているあなたに、もう一度整理しながらお伝えしますね。

遠的は、距離が長いぶん矢の素性がそのまま結果に出やすい競技です。ジュラ矢やカーボン矢でももちろん戦えますが、弓力に合った遠的矢アルミカーボンを丁寧に選ぶと、的中やまとまり方の伸びしろが一段広がります。特に、風のある日や緊張する本番の場面ほど、矢のポテンシャルの差が出やすいと感じています。

ただし、どれだけ高性能なアルミカーボンでも、弓力や矢尺、スパイン、遠的矢重さ何gかといった条件が噛み合っていなければ、本来の性能は発揮されません。番手選びで不安がある場合は、弓具店や経験者に相談して、「自分の弓力と稽古量に合った無理のないセット」を組むようにしてください。「この矢なら信頼できる」という感覚は、射の安定にも繋がります。

また、遠的矢アルミカーボンを手に入れたら、それを活かすための稽古も重要です。例えば、近的で同じ矢を使って矢飛びを確認したり、遠的で矢所のズレをメモして、的との距離感や風の読み方を少しずつ身体に染み込ませていくと、道具と自分の感覚がどんどん噛み合ってきます。

数値データや弓力・矢重のバランスは、あくまで一般的な目安として受け取ってください。安全面や体への負担は個人差が大きいため、最終的な判断は指導者や弓具店などの専門家にご相談ください。また、正確な情報は公式サイトや最新のカタログで必ず確認するようにしましょう。

遠的矢アルミカーボンは、きちんと選んであげれば、あなたの遠的の世界を大きく広げてくれる頼もしい相棒になります。この記事が、あなたの最初の一本、そして次の一本を選ぶときのヒントになればうれしいです。自分に合った道具と丁寧な稽古で、遠的の時間をもっと楽しんでいきましょう。

 

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