直心iiiバンブーの感想比較。Ⅱカーボンとの違いとは?
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直心iiiバンブーの感想から見る評価ポイント
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直心iiiバンブーの特徴とは?
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直心との違いをわかりやすく解説
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押しやすさと弓返りのバランス
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反動の少なさと射形の安定性
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手の内への影響と握りの太さについて
直心iiiバンブーの特徴とは?
直心IIIバンブーは、直心シリーズの中でも柔らかな引き心地と振動の少なさを兼ね備えた、上位モデルの一つです。竹弓のような引き味を目指して設計されており、中級者から上級者にかけての使用に適しています。
この弓の構造は三層構造になっており、中心には炭化処理された竹芯材が使われています。その竹芯を、グラスファイバーと木材で挟み込むことで、しなやかさと耐久性の両立を図っています。これにより、引き分けから会にかけての動作が非常にスムーズで、無理なく押し続けることができます。
また、Sグラスファイバーという高強度素材を採用しており、反発力と剛性が高く、弓の形状保持にも優れています。振動吸収性にも配慮されているため、離れの際に手の内に伝わる反動が少なく、射手に余計な負担をかけません。
さらに、直心IIIバンブーは弦音にも独自の特徴があります。竹芯の効果により、直心シリーズの他モデルとは異なる柔らかく深みのある音を生み出します。これは多くの使用者から高く評価されており、特に弦音にこだわりたい方には魅力的な要素です。
このように、直心IIIバンブーは、「直心シリーズらしい精密さ」を受け継ぎながらも、竹弓の感覚に近い引き味や柔らかな弦音を実現したバランスの良い弓といえるでしょう。
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直心との違いをわかりやすく解説
直心IIIバンブーと、他の直心シリーズ(特に直心Iや直心II)にはいくつかの明確な違いがあります。これらの違いは素材・構造・引き心地・反動の出方など多岐にわたります。
まず一番大きな違いは芯材に竹が使われている点です。直心IやIIは主に木材とグラスファイバーの組み合わせですが、直心IIIバンブーはその中間層に炭化竹芯材を加えた三層構造になっています。これにより、引いたときの感触が柔らかくなり、竹弓に近い印象を受けるようになっています。
さらに、振動の伝わり方にも違いがあります。直心Iは非常に鋭い反動を持っており、特にカーボンモデルではその傾向が強くなります。直心IIではこの反動がやや抑えられた設計ですが、直心IIIバンブーはそれよりさらに穏やかで、射手の手の内に与える衝撃が少ないとされています。
ただし、矢飛びの鋭さやスピード感に関しては、直心IIカーボンの方が優れているという評価もあります。直心IIIバンブーはどちらかというと安定性や押しやすさ、射型維持のしやすさに重点を置いた設計であるため、矢勢だけを重視する方には物足りないと感じることもあるかもしれません。
そのため、直心シリーズの中でも「反動の少なさ」と「柔らかな引き味」を求めるなら直心IIIバンブー、矢勢や飛びの鋭さを優先するなら直心IIカーボンという選び方が理想的です。
押しやすさと弓返りのバランス
反動の少なさと射形の安定性
直心IIIバンブーの大きな特長の一つが「反動の少なさ」です。これは射形の安定性に大きく関係しており、特に弓手が振られやすい初心者や、射型の崩れに悩む中級者にとっては大きなメリットとなります。
一般的に、反動が強い弓は矢勢が出やすい反面、離れの瞬間に弓手に大きな衝撃が伝わるため、射形が乱れやすくなります。特に直心シリーズは「反動が強い弓」として知られており、直心Ⅰカーボンや直心Ⅱカーボンなどは、その威力と引き換えに強い反動を伴います。しかし、直心IIIバンブーはこの直心シリーズの中で、もっとも反動が穏やかな設計になっています。
この反動の少なさは、炭化処理された竹芯材の使用や、三層構造による適度なしなりによって実現されています。弓の復元力が滑らかで、離れの衝撃を分散するように作られているため、力の逃げ道がうまく設計されていると言えるでしょう。
こうした構造により、射形の再現性が高まり、同じような引き方を毎回再現しやすくなります。つまり、「良い射」が安定して再現しやすいという点で、直心IIIバンブーは射形の維持・向上に向いている弓です。
もちろん、これは射手の技術や体の使い方に依存する部分もあります。ただし、弓そのものが持つ性質として「反動の少なさ」は、射の精度を高めるための大きな後押しになるでしょう。特に反動の影響で押手がブレやすいと感じている方にとって、直心IIIバンブーは力強い味方となる可能性があります。
手の内への影響と握りの太さについて
直心IIIバンブーは、弓の握りの太さと反動のバランスが独特であり、手の内の作り方に影響を与える弓としても知られています。使用者の多くが「握りが太い」と感じており、初めて持ったときには少し違和感を持つ方もいるかもしれません。
この握りの太さは、構造上の必要性から来ています。竹芯と木芯を用いた三層構造に加え、耐久性を高めるためのグラスファイバー層が重なっていることで、どうしても全体的な厚みが出てしまうためです。特に直心Ⅰや練心など、比較的細身の弓に慣れている人からすると、明らかな違いを感じることでしょう。
ただし、この太めの握りには利点もあります。太い握りは手のひら全体でしっかりと包み込むように持つことができるため、手の内の安定感を生み出しやすくなります。結果として、押し手がブレにくくなり、弓返りを自然に導くための感覚をつかみやすくなるのです。
一方で、手が小さい方や、指が短めの方にとっては、最初は扱いにくく感じることもあります。このような場合は、弓具店に相談して「細身仕様」で特注することも可能ですし、握り革を薄手のものに変えることで、ある程度調整することもできます。
また、手の内が未熟なうちは、握りの太さに振り回されやすくなります。例えば、握りを強く持ちすぎてしまったり、小指が届かずに締め切れなかったりといったことが起こるかもしれません。そのため、最初は違和感があっても、手の内の作り方を丁寧に学び、弓に合わせた持ち方を覚えることが重要になります。
直心IIIバンブーは、正しい手の内を身につけたい人にとって、やや太めの握りが逆に良い練習材料になる弓です。握りに慣れてくると、手の内の使い方も自然に洗練されていくでしょう。
直心iiiバンブーの感想に多い選び方の悩み
感想・口コミから見るメリットとデメリット
直心IIIバンブーに関する感想や口コミを分析すると、その弓が持つ特徴が明確に浮かび上がります。特に目立つのは「引き心地の柔らかさ」と「反動の少なさ」に対する高評価です。多くの使用者が、引き始めから会にかけての動作がスムーズで、弓が素直に引けると述べています。
メリットとしては、まず反動が抑えられている点が挙げられます。これにより、離れの瞬間に弓手が大きくブレにくく、射型を安定させやすくなります。次に、弦音が柔らかく、独特の「キャン」という響きが心地よいという意見も多く見られます。竹芯を使っていることによる素材の影響で、音質に深みが出ていると感じる射手も少なくありません。
一方で、デメリットとして指摘されているのは「弓返りの遅さ」です。直心シリーズの中でも特に弓返りが穏やかなため、スピード感を重視する人にとっては物足りなく感じることがあります。また、「価格に対する価値が分かりにくい」という声もあります。同価格帯の直心IIカーボンと比べて矢勢がやや劣ることから、コストパフォーマンスに疑問を感じる人もいるようです。
加えて、握りの太さや弓の重さに関する指摘も一定数見られます。特に手の小さい方は、最初のうちは持ちにくさを感じるかもしれません。さらに、製品としての完成度にばらつきがあるという口コミもあり、「数年で破損した」という体験談も報告されています。
このように、直心IIIバンブーは射型を重視する射手にとって魅力的な弓である一方で、弓返りのスピードや矢勢、価格面などでは評価が分かれる傾向があります。購入を検討する際には、自分の射癖や優先したいポイントに合わせて判断することが大切です。
カーボン弓との使い心地の違い
直心IIIバンブーとカーボン弓(特に直心IIカーボンなど)との使い心地の違いは、素材による性能差が大きく影響しています。両者を比較すると、それぞれに明確な長所と短所があり、使い手の目的や経験値によって評価が変わってきます。
まず、カーボン弓は反発力が非常に強く、離れの瞬間に勢いよく弓返りが起こります。この反応の速さは、矢勢を高め、鋭い矢飛びを実現します。そのため、上級者や矢勢を重視する競技者には人気があります。特に直心IIカーボンは「中てやすい弓」として定評があり、全国大会などでも多くの使用者が見られます。
対して、直心IIIバンブーは炭化竹芯材を用いた三層構造によって、柔らかな引き心地と反動の少なさを実現しています。これは、カーボン弓特有の「鋭すぎる」反動が苦手な人にとって、大きな安心材料になります。射手の手の内が未熟な段階でも、コントロールしやすいという特徴があります。
ただし、弓返りの速さや矢勢ではカーボン弓に劣る面があります。特にスピード感を重視する人にとっては、物足りなく感じるかもしれません。また、反発力が穏やかな分、射の正確さや角見の効かせ方がより求められるため、基本に忠実な射が求められます。
一方で、カーボン弓は強い反動を伴うため、射形が安定していない状態ではフォームが崩れやすくなるというリスクもあります。これに対して直心IIIバンブーは、射形を整えながら弓の感覚を掴んでいきたい射手にとって非常に使いやすい弓と言えるでしょう。
このように、カーボン弓と直心IIIバンブーは「矢勢重視」か「安定性重視」かで好みが分かれます。どちらを選ぶかは、自分の射の課題と向き合った上で判断するのが理想です。
学生・初心者に向いているか?
直心IIIバンブーは、学生や初心者にも扱いやすい弓として一部では評価されていますが、全ての初心者にとって最適とは言い切れません。選び方によっては上達を助ける反面、合わない場合は上達の妨げにもなり得るため、慎重な判断が求められます。
まず、直心IIIバンブーの一番の魅力は反動の少なさです。反動が穏やかであることで、離れの瞬間に弓手が跳ね上がったり、射形が崩れたりするリスクが軽減されます。この特性は、まだ手の内が安定していない初心者や、反動に慣れていない学生にとって大きな助けとなります。
また、引き心地が滑らかで、無理な力をかけずに会に入ることができるため、体力に不安のある新入生や女性にも向いている一面があります。矢勢に関しても、カーボン弓ほどではないにせよ、一定の飛びを確保しており、基礎的な射の練習には十分対応できます。
ただし、初心者が最初に選ぶ弓としては「やや高価」である点や、「握りが太い」「弓返りがゆっくり」といったクセがあるため、必ずしも万人向けとは言えません。例えば、小柄な学生や女性が「太すぎて握れない」と感じることもありますし、射のリズムがまだ掴めていない段階では、弓返りが遅く感じてタイミングが取りづらい可能性もあります。
さらに、まだ射型が固まっていない初心者が、柔らかすぎる弓で練習を続けると、必要な筋力や押し方が身につきにくいという側面もあるでしょう。このように考えると、まずはもう少し基本的なグラス弓(例:直心IIグラス)で基礎を固めた上で、次のステップとして直心IIIバンブーを選ぶという流れが、よりスムーズな上達につながるかもしれません。
もちろん、指導者のもとでしっかりとした技術指導を受けられる環境であれば、最初から直心IIIバンブーを選んでも問題ない場合もあります。自分の体格や技量、練習環境をよく考慮した上で選ぶことが重要です。
値段とコストパフォーマンス
直心IIIバンブーは、価格帯としてはグラス弓の中でも中〜やや高価格帯に分類されます。販売価格は店舗や仕様によって異なりますが、おおよそ5万〜6万円前後で取引されていることが多く、並寸・標準仕様でこの価格帯となります。特注カラーや手幅の調整、四寸伸びなどの仕様変更を行うと、さらに追加料金が発生するケースもあります。
この価格を高いと感じるか妥当と感じるかは、使用者のレベルや用途によって変わってきます。例えば、これから競技を本格的に続けていこうと考えている中級者や、竹弓への移行を視野に入れている上級者にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い弓です。竹弓に近い引き心地や、反動の少なさ、そして安定した矢飛びを実現している点から、長期的な使用に耐えうる性能が備わっています。
一方で、初心者やまだ射が定まっていない段階の人にとっては、価格に見合うメリットを引き出せない場合があります。加えて、同じ価格帯であれば矢勢がさらに優れる「直心IIカーボン」や、より低価格で反動の少なさがある「粋」など、選択肢は豊富です。そのため、明確に「直心IIIバンブーの特性を活かしたい」と考えている人でない限り、慎重な検討が必要になります。
また、製品としての当たり外れについての口コミも見受けられるため、購入の際は可能であれば実物を手に取って選んだ方が良いでしょう。特に「音の鳴り方」や「握りの形状」によって、個体差が感じられることがあります。
総合的に見ると、価格だけで判断せず、「竹弓に近い柔らかさ」や「反動の少なさ」といった特徴に価値を見出せるかどうかが、この弓のコストパフォーマンスを決定づけるポイントです。予算に余裕があり、射型重視で選びたい方にはおすすめできる一本です。
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どんな弦と相性が良いのか?
直心IIIバンブーは、弦の選択によって弓の性能が大きく変わる弓でもあります。特に弦音や矢飛びの感覚は、使う弦の種類によって顕著に違いが現れるため、弓に合わせた弦選びが非常に重要になります。
口コミや実際の使用例から見ると、直心IIIバンブーには「響」や「光」といったバランスの良い弦が相性が良いとされています。これらの弦は張りがありすぎず、適度なしなりを持ち、弓の柔らかい引き味や独特の弦音を引き出しやすい特徴があります。特に響は、柔らかい音質を求める方に人気があり、直心IIIバンブーの弦音の魅力をより引き立ててくれる弦です。
一方で、細めの弦や張りの強すぎるカーボン系の弦は、弦音が高くなりすぎたり、矢飛びが極端になったりすることがあります。例えば「天弓」などは鋭い音を出せる反面、弓によっては甲高すぎて違和感を覚えるという声もあるため、弦の特性と射手の感覚のバランスをとることが大切です。
また、弓力が18キロを超える場合には、弦の太さや強度にも注意が必要です。直心IIIバンブーは素材に炭化竹を使用しているため、あまりにも早く復元する細い弦を使うと、弦離れの際の衝撃が大きくなり、弓や矢に負荷がかかることもあります。そのため、弓力に応じた太さのある弦を選び、手の内の衝撃吸収や矢押しの安定感を補うのが良いでしょう。
特定の弦にこだわりがない方は、まずは弓具店の標準付属弦で試し、それを基準に数種類の弦を比較するのがおすすめです。音、飛び、持ちの良さなど、自分の射に最もフィットする一本を見つけることが、弓を最大限に活かすための鍵になります。
他の直心シリーズとの比較まとめ
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