弓道の弦の響の違いを理解して最適な弦を選ぶ方法

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弓道の弦の響の違いを理解して最適な弦を選ぶ方法

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弓道をしばらく続けて的前での練習が楽しくなってくると、誰もが一度は「そろそろ自分に合った最高の弦を選びたいな」と悩むようになりますよね。特にネットで「弓道 弦 響 違い」と熱心に検索してこの記事にたどり着いたあなたは、大人気の響シリーズの中でも一体どのタイプが今の自分に一番マッチするのか、本当のところを知りたいという強い思いがあるはずです。たくさん種類があるからこそ、自分の弓に張ったときの最高の弦音を想像すると迷っちゃいますもんね。

この記事では、響シリーズの基本となる響Rの特徴やリアルな感想をはじめ、上位モデルとして大人気の響GOLDの特徴や使い心地の感想、さらに離れのキレと返りの速さが最大の魅力である響細の特徴や感想まで、それぞれの弦が持っている尖った個性を詳しく紹介していきますね。

また、「響のバリエーションによる違いって結局どこなの?」という疑問にスッキリ答えるために、各モデルの素材の硬さや太さ、放たれた瞬間の弦音、矢勢といった色んな観点から徹底的に比較を行いました。これなら初心者から上級者まで、みんなが納得して次の1本を選べる内容になっていますよ。さらに、「かたい弦と柔らかい弦って、そもそも何がどう違うの?」という基本中の基本の疑問にも優しく触れつつ、使う人の弓力や現在の技術レベルに応じた失敗しない選び方についても詳しく解説しています。

記事の後半では、「今の自分が響を選ぶときのリアルな基準」を分かりやすく整理して、自分に最適な弦をパッと見つけられるための大事なポイントもしっかり紹介しています。響シリーズの違いをここで100%理解して、あなたのこれからの弓道ライフをさらに輝かせる最適な一本を選ぶための参考にしてもらえると嬉しいかなと思います。

記事のポイント

  • 響R・響GOLD・響細のそれぞれが持っている独自の強みと個性の違い
  • 弓道におけるかたい弦と柔らかい弦のメリット・デメリットと上手な使い分け
  • 響シリーズを選ぶときに絶対に間違えたくないチェックシートと判断基準
  • あなたが使っている弓の種類や日頃の弓力に応じた、最も失敗の少ない弦の選び方

弓道の弦の響の違いを比較してわかる選び方

  • 響Rの特徴・感想
  • 響GOLDの特徴・感想
  • 響細の特徴・感想
  • 響の違いは?
  • 響を選ぶ基準

響Rの特徴・感想

響R(ひびきアール)は、弓道の初心者から中級者に向けて、毎日のお稽古でガシガシ使えるように開発された大定番の合成弦です。全体的に性能のバランスがもの凄く綺麗にまとまっていて、初めて自分の意志で響シリーズを試してみたいな、という人の最初の一歩にこれ以上ないほどぴったりなモデルと言えますよ。

この弦の最大の持ち味は、なんと言っても「矢を放っても緩みにくい伸びにくさ」と「誰が使っても素直な扱いやすさ」が最高のバランスで同居している点ですね。専門的なお話をすると、スーパー繊維と呼ばれるハイテクで超高強度なポリエチレン系の合成繊維を贅沢に使用しているため、昔からある通常のナイロン弦やポリエステル弦と比べて、強靭さとしなやかな耐久性が段違いに優れているんです。実際に弓に張って引いてみると、右手(離れの手)にしっかりとした硬さを感じる弦ではあるのですが、その硬さがあるぶんだけ弓の復元パワーがロスなく矢に伝わって、矢がまっすぐ鋭く飛んでくれます。それに、放たれた瞬間の弦音も濁りがなくクリアで、パキッとした心地いい高音が道場に響き渡りやすいのがとても気持ちいいですよ。

一方で、実際に道場で使っている先輩たちの感想を聞いてみると、ちょっと気になるポイントも見えてきます。弦自体がかなり細身で、かつ繊維がギュッと引き締まって硬い仕上がりになっているため、練習が終わって弦を外して弦巻きに巻くときに、油断すると「ポキポキ」とワイヤーみたいに折れ目の癖がつきやすい、という印象を持つ方も少なくありません。また、これまで入門用の柔らかい細弦に慣れていた方にとっては、引き絞ったときや離れの瞬間に右手にガツンとくる硬さが、最初は少しだけ負担に感じられることもあるかも知れませんね。

でもね、これは事前の使い方次第で弦の寿命をしっかり伸ばすことが可能なので安心してください。弦を弓にかけるときに、弦輪の結び目やねじり(もじり)の調整をいつもより少しだけ丁寧に行ってあげるだけで、あの嫌な折れやすさは劇的に軽減させることができますよ。放たれた矢のスピード(矢勢)を何より重視しつつ、お店での販売価格と道具としてのポテンシャルのバランスを賢く求めたいという人にとっては、選択肢の一つとして十分すぎるほどの魅力を持った優等生な弦と言えますね。

ちなみに、弓道界の口コミの中には「響Rって、小山弓具さんの直心Rと中身はほとんど同じ弦なんじゃない?」というマニアックな意見も見られます。確かに見た目のシャープな質感や、実際に引いたときの繊細な手の内へのフィードバックが非常に似通っているので、もしあなたが過去に直心シリーズの弦を使っていてその使用感に慣れているのであれば、この響Rに乗り換える際もまったく違和感なく、最初から安心して的前でお稽古に集中できるかなと思いますよ。

響GOLDの特徴・感想

響GOLD(ひびきゴールド)は、数ある響シリーズのラインナップの中でも、まさに最上位のプレミアムクラスに位置付けられている最高品質の合成弦です。弓道に真剣に取り組む学生のレギュラー陣から目の肥えた一般の上級者まで、本当に幅広い層に向けて提供されていて、特に「放たれた瞬間の弦音の美しさ」と「何百本引いても形が変わらない伸びにくさ」の2つのテーマに特化した、最高峰のフラッグシップモデルとされていますよ。

このゴールドが道場でこれほどまでに注目される最大のラグジュアリーなポイントは、やっぱり矢を放ったその一瞬に道場の空気を優雅に切り裂く「高く澄み切った最高の弦音」です。弓道において、パチーンと綺麗に音が響くということは、あなたの離れの所作や手の内のクオリティが完璧に整っている素晴らしい証拠でもありますよね。当然、昇段審査の審査員の先生方や、大会の観客席への印象にももの凄く良い影響を与えてくれるので、道具の「音」にトコトンこだわりたい美意識の高い弓道家にとっては、これ以上ないほど強烈な魅力を持った存在になりますよ。

また、実用面でも超優秀で、合成繊維の密度が非常に高いおかげで、何日間練習しても弦高がほとんど下がらず、マメに弦を交換する煩わしい手間が省けるのも大きなメリットです。反発力の強い現代のグラスファイバー弓やカーボン弓との相性がとにかく良好で、たとえば15キロや16キロ以上のちょっと強めの高キロ弓をグイグイ引き込んでいる場合であっても、弦が弓のパワーに負けることなく、いつでも安心して最高のパフォーマンスを発揮できます。全体的に少しカチッとした硬めの贅沢な仕上がりになっているので、ある程度の弓力や、自分の射型の土台がしっかり完成している技術を持つ人にとっては、まさに最高の武器になってくれるかなと思います。

ただし、そんな完璧に見える響GOLDにも、購入前にちょっとだけ知っておいてほしい本音の注意点があります。それは、シリーズの最上位なだけあって、お値段が他のエントリー弦に比べるとやや高めに設定されている点ですね。お店では2本入りで1,800円前後で販売されていることが多く、1本あたりの単価で考えると、毎月のお小遣いでやりくりしている学生さんにとっては、消耗品として買うのに「うーん、ちょっとご褒美価格だな…」と一瞬躊躇してしまうこともあるかも知れません。また、標準の響Rと比べてみると、繊維の撚り(より)がほんの少しだけガッシリと太めに感じられる場合があるので、とにかく「細くてシャープな弦を指先に引っ掛けたいんだ!」という細弦派の人には、好みが分かれる可能性もありますね。

このように、響GOLDはパッケージの高級感だけでなく、実際に使ってみたときの射ち心地、耳に突き抜ける快音、そして何ヶ月も使えるタフな耐久性のすべての面で、お値段以上の最高の納得感を与えてくれる特別な弦です。これから大切な定期審査を控えている方や、絶対に負けられない大事な公式戦の本番用の勝負弦を探しているという方には、自信を持っておすすめできる至高の製品と言えますね。

響細の特徴・感想

響細(ひびきほそ)は、その名の通り、響シリーズの素晴らしいクオリティをベースにしながら、特に「限界までの細さとカチッとした硬さ」に全てのパラメーターを特化させた、非常にエッジの効いた尖ったモデルです。兄貴分である響Rや響GOLDと同じ最高級の合成繊維を素材として使っているのですが、弦の直径をギリギリまで細く絞り込んでいるおかげで、矢を放った瞬間の弓返りのスピード(返りの速さ)が尋常じゃなく速い、という圧倒的なアドバンテージを持っていますよ。

これほど弦がスリムだと、離れの瞬間に発射される矢の後ろを弦が余計な摩擦抵抗をかけることなく、滑らかにスパーンと押し出してくれるので、射全体のキレがワンランク上がって、矢勢(矢のスピード)もジュラ矢や重い矢が嘘みたいに鋭くカッ飛んでいくようになります。また、硬めの引き締まった特殊素材が使われていることも相まって、弓が元に戻ろうとするエネルギーを100%の効率で矢の筈(はず)へと伝えることができるので、的まで放物線を描かずに、レーザービームのように真っ直ぐで鋭い矢飛びをリアルに実現してくれるんですね。

一方で、その素晴らしいシャープさの裏返しとして、道具としての扱いやすさという面ではちょっとした職人ライクな注意が必要になってきますよ。ここまで細くて硬いストイックな弦は、まだ左手の押し込みや右手の離れの力が未熟な初心者の方にとっては、衝撃を吸収しきれなくて「うわ、手元がすごくシビアにブレちゃう…」と少々難しく感じられるかも知れません。また、弦が極細なぶんだけ、最初の弦輪を作るときの編み込みの力加減や、矢を番える部分の「中仕掛け(なかじかけ)」を麻や木工用ボンドでガチッと固定する作業がちょっと難しくなる傾向があって、扱いに慣れていないと練習中に中仕掛けがズレて上下に動いちゃう原因にもなりやすいんですね。

さらに、構造がとてもスマートで細身であるということは、日頃のちょっとした擦れや、筈に当たる部分の局所的なダメージに対してはややデリケートな一面を持っています。そのため、練習後に雑に扱ってしまうと、思ったよりも早く繊維が毛羽立って劣化を早めてしまうこともあります。特に、使い終わった後に弦巻きに巻きつけた状態で、カバンの中で上から他の重い道具でギュウギュウに強く押しつけちゃったりすると、その圧力で弦に折れ癖がついたり痛んだりしやすくなるので、大切に優しく保管してあげる工夫が大切になりますね。

このように、響細は「自分の射型がある程度カチッと固まっていて、手の内のコントロールに自信がある中級者以上の人」にとっては、これ以上ないほど最高のパフォーマンスを発揮してくれる最強の選択肢になりますよ。矢を放った後の音も「パンッ!」と非常に高くてシャープですし、弓に張った時の佇まいも細くて洗練されていて最高にカッコいいので、自分の技術がステップアップしたなと感じたタイミングで、ぜひ一度試してみる価値が大いにある素晴らしい弦といえますね。

響の違いは?

大人気の響シリーズには、いま詳しくご紹介した「響R」「響GOLD」「響細」という風に、使う人の好みに合わせた複数のバリエーションが用意されているので、それぞれの違いの本質をちゃんと頭で理解してあげることで、今のあなたの射に一番マッチする素晴らしい弦を迷わず見つけやすくなりますよ。どれも同じ高品質な合成繊維をベースにした弓道専用の弦なのですが、使ってみると、全体の繊維の硬さや撚りの太さ、離れた瞬間の弦音、そして何ヶ月も使える耐久性といった色んな面で、かなりハッキリとした面白い違いがあるわけです。

まず、スタンダードモデルである響Rは、シリーズ全体の「基準」になる超バランス型の優秀なモデルです。お家芸である扱いやすさと、お財布に優しいコストパフォーマンスのバランスが100点満点なので、引いた時の硬さや音の響き、何百本引いてもへこたれない耐久性もすべてが綺麗に平均的。弓道を始めて的前練習に移ったばかりの初心者さんから、マメに道具を買い替えたい中級者さんまで、誰が使っても失敗のない安心設計になっていますよ。ただ、さっきもお話しした通り、全体的に細身でシャープに引き締まっている硬めの味付けなので、お片付けの時の巻き方やカバンの中での保管方法が雑になっちゃうと、ワイヤーみたいな折れ癖がつきやすい、というちょっとした可愛いクセはありますね。

それに対して、贅沢仕様の響GOLDは、響シリーズのピラミッドの頂点に君臨するプレミアムな上位クラス。とにかく「絶対に弦高を狂わせない伸びにくさ」と「誰が聞いても惚れ惚れするような、澄み切った高音の弦音」の2つのクオリティが頭一つ抜けています。強い反発力を持つグラスファイバー弓やカーボン弓との相性がバツグンに良くて、特に15キロ以上の強い高キロ弓をグッと引き絞るパワーを持ったユーザーや、審査の一本で審査員の先生の耳に最高の音を届けたい!と音質にトコトンこだわる人から熱狂的な高い評価を得ていますよ。そのぶん、お店での売値が少しだけご褒美価格にはなっています。

そして、異端児ともいえる響細は、その名前がハッキリ証明している通りに、極限までの「細さ」と「キレのある硬さ」だけにすべてのステータスを極振りにしたような特化型モデル。弦の返りスピードが目にも留まらぬ速さなので、放たれた矢は空気の壁を切り裂いて鋭く的に突き刺さりますし、弦音も「パーン!」と非常にシャープで小気味いい音が響きます。ただし、そのシャープさゆえに手元のブレを敏感に拾ってしまうので、初心者の方がいきなり背伸びをして使うよりは、手の内の形が完全に固まった中級者以上の先輩たちが引いてこそ真価が分かる、ちょっと大人のための玄人好みな弦と言えますね。

このように、一口に響シリーズと言っても、その中身の性能や引き手の体感としての使用感にはかなりハッキリとした差がデザインされていて、それぞれの弦があなたの異なるニーズに100%応えてくれる頼もしい設計になっていますよ。お店の売値だけで決めるのではなく、自分が今一番欲しいのは「澄んだ綺麗な音」なのか、それとも「鋭い矢飛び」なのか、全体のバランスを優しく考慮してあげることで、あなたの今の弓道ライフを一番幸せにしてくれる最高のモデルを選ぶことができますよ。

響を選ぶ基準

あなたが実際に弓具店さんの店頭やネットショップの画面で、この響シリーズの中からどれを買おうかチョイスする際には、今の自分のリアルな弓力(弓のキロ数)や、現在の技術レベル、そしてこれから自分がどんな風に中りを重ねていきたいかという「求める性能の優先順位」によって、選ぶべき基準がガラリと変わってきますよ。一見すると、パッケージにゴールドとか細とか書いてあるだけでどれも同じような紐に見えるかも知れませんが、実際に道場で自分の弓に張って的前で引いてみれば、その違いは驚くほどハッキリと手のひらや耳に伝わってきますからね。

まず、一番最初に注目してほしい大切なセレクト基準は、ズバリ「弦自体の硬さ」です。響シリーズのように、全体的に硬めに味付けされた合成弦というのは、引き絞られた弓が元に戻ろうとする強烈な復元パワーをそのままダイレクトに筈(はず)へと伝えるのがもの凄く得意なんですね。おかげで、矢を放った瞬間の射のキレや矢勢(矢のスピード)がジュラ矢や重い矢でも驚くほど綺麗に向上するという、弓引きにとっては最高に嬉しいメリットが生まれます。だけどその反面、弦が硬くて伸びないということは、満開まで弓を引き開くときに、自分の右手や体幹にそれなりのガチッとした強い引き応え(力)が要求されるということでもあるんですね。そのため、まだ体が弓引き用にできあがっていない初心者の方や、10キロ前後のちょっと弱めの弓を引いている人が無理に使ってしまうと、弦の硬さに体が負けてしまって弓が開ききらず、フォーム(射型)を大きく崩してしまうリスクもあるので、そこだけはちょっと注意が必要ですよ。

次に、多くの弓道人が何よりも最優先したくなるロマンあふれる基準が、やっぱり「弦音(つるね)」の響き具合ですよね。これから大切な昇段審査を控えていたり、大勢の観客が見守る公式試合の舞台で、自分の射の美しさを音でも周囲にバシッとアピールしたい場合は、迷わずシリーズ最高峰の「響GOLD」のように、高音域がクリアに澄み切って響くモデルを指名買いしてあげるのが一番おすすめの方法になります。特に、現代主流のグラスファイバー弓やシャープなカーボン弓と組み合わせてあげると、お互いの反発パワーが綺麗にシンクロして、まるで楽器みたいにより美しい極上の「パーン!」という快音を引き出すことができちゃいますよ。

また、毎日ハードに部活や道場に通う人にとっては、「弦の耐久性とお店での販売価格のコストバランス」という現実的なポイントも、絶対に無視できない大切な基準になりますよね。たとえば、基本モデルである「響R」であれば、2本入りで1,500円前後というとってもリーズナブルで良心的なお値段でありながら、上位モデル譲りの合成繊維特有の「何百本引いても弦高が狂わない伸びにくさ」と「安土の衝撃にもへこたれない頑強な強度」をしっかり持っています。これなら、お財布の中身を気にすることなく気楽にガシガシ練習に使えますから、マメに弦を交換するお小遣いの負担を減らしつつ、だけど道具の性能にはトコトン妥協したくない!というワガママな練習量重視の人にとっては、これ以上ないほどコストパフォーマンスが最強の、絶対に失敗しない賢い選択肢になりますよ。さらに、指先に引っかかる「弦の太さ」も大事な基準のひとつ。極細仕様の「響細」のような細めの弦は、離れの瞬間に手元からスッと消えるような素晴らしい返りの速さを見せてくれますが、その代わりに折れ癖がつきやすいデリケートな一面もあるので、自分の手の内の形がいつでも綺麗に同じ形に作れるようになってきた、中級者以上のステップアップの目安にしてあげるのがいいかなと思います。

こうやって色んな角度から考えていくと、響シリーズの選び方には「これが絶対の正解!」という画一的な答えはひとつもありませんよ。あなたの今の弓道歴の長さや、愛用している弓の素材(グラス・カーボン・木・竹)、毎月の練習の頻度、そしてあなたが「音・スピード・コスパ」のうちの一体何を一番最優先に愛してあげたいかによって、あなたにとっての最高のモデルはガラリと変わります。まずは、自分の今のリアルな課題や目標(次の大会で皆中したい!とか、審査で綺麗な音を出したい!など)をノートに書いて優しく整理してみて、それに一番寄り添ってくれそうなモデルを、ワクワクしながら道場で試してみるのが、あなたの上達の階段を一番楽しく上るための最良のアプローチと言えますね。

弓道の弦の響の違いと他弦との使い分け

  • かたい弦と柔らかい弦の違い?
  • 響と天弓の違いと比較ポイント
  • 合成弦のメリット・デメリット
  • 弓と弦の相性について
  • 響はどんな人におすすめ?
  • 響は折れやすい?耐久性の話
  • 響シリーズの価格帯とコスパ

かたい弦と柔らかい弦の違い?

弓道の世界で色んな弦のパッケージを眺めていると、よく先輩たちが「この弦はかたいから矢飛びが良いよ」とか「これは柔らかいから引きやすいね」なんて話しているのを耳にすると思います。この「かたい弦」と「柔らかい弦」には、物理的な挙動としてかなりハッキリとした面白い違いがあるんですよ。どちらの弦が偉いとか優れているということでは決してなくて、あなたが使っている弓の個性やキロ数、そして何より現在のあなたの技術レベルに合わせて、お互いの長所を上手に組み合わせて使い分けてあげることこそが大切なんですね。

まず、今回のテーマである響シリーズに代表されるような「かたい弦」というのは、放たれた瞬間に弦が元の真っ直ぐな状態に戻ろうとするパワー(復元力)がもの凄く強烈に作られています。そのため、弦をパッと放した離れのその一瞬に、弓が持っている全ての反発エネルギーを1ミリのロスもなく矢の筈(はず)へと伝えることができるので、放たれた矢の初速(矢勢)がビックリするくらい速くなるという大きな強みを持っています。さらに、戻るスピードが超高速なぶんだけ、空気の壁をパシッと叩くような、耳に心地いい澄み切った高音の「弦音」が出やすいという特徴もあるんですね。だから、ここ一番の公式試合で鋭い直線的な矢飛びで中てたい時や、昇段審査の静まり返った射場で最高の音を響かせたい!という勝負の場面には、これ以上ないほど頼もしい無敵の味方になってくれます。ただし、かたい弦は引き絞っていく途中で、自分の指先や体幹に対して「私は伸びませんよ!」というガチッとした強い抵抗を返してくるので、引くときにそれなりの筋力や腕力が必要になります。そのため、まだ体ができていない初心者さんや、弓力が10キロ以下とマイルドな弓を使っている人が無理に使ってしまうと、弦の硬さに圧倒されて弓を開ききることができず、結果として変な力みが入って綺麗なフォーム(射型)を崩してしまうリスクもある、ということは頭に入れておいてほしい注意点ですね。

一方、対極にある「柔らかい弦」というのは、引いたときに繊維が適度にフっと伸びてくれるしなやかさを持っているので、満開まで弓を大きく開ききる動作が驚くほどスムーズでラクチンに感じられるのが最大の魅力です。弦自体がワイヤーみたいに強張っていないので、初めて自分の手で弦輪を作ったり、筈に合わせて中仕掛けの太さを調整したりする手作業もビックリするくらい簡単。それに、矢を放った瞬間のググッとくる強いリバウンド反動を弦自体が優しくクッションみたいに吸収してくれるので、あなたの左手の手首や肩にかかる負担がもの凄く少なくなります。これなら、一日中何十本も引き込むようなハードな合宿や長時間の稽古でも、腕が疲れにくくて怪我の心配をせずに楽しく引き続けられますよね。ただし、柔らかい弦はショックを吸収してくれる裏返しとして、矢を押し出す復元スピードも少しだけマイルドになっちゃうので、放たれた矢のスピード(矢勢)が少し落ちて弾道が山なりになりやすかったり、弦音が「ボフッ」と少し低く濁りやすいという一面もあります。そのため、だんだん上達してきて周りの先輩みたいなシャープな中りを求めたくなった時には、ちょっと物足りなさを感じてしまう瞬間が来るかも知れません。

このように、かたい弦と柔らかい弦には、それぞれに愛すべき長所とちょっと不便な短所が表裏一体できれいにデザインされています。だからこそ、自分の今の弓のキロ数や、道場での目的に合わせて上手にステップアップしていくのが賢いやり方ですよ。まずは、体への負担が少ない優しくて柔らかい弦を使って、誰に見られても恥ずかしくない綺麗な基礎のフォームをしっかり固めること。それができてから、自分の技術の成長や弓力の向上に合わせて、いよいよ響シリーズのようなキレ味バツグンなかたい弦の世界へと移行してあげるのが、一番怪我なく最短ルートで本物の実力を身につけられる、理にかなった素晴らしい流れかなと思いますよ。

響と天弓の違いと比較ポイント

弓道場でみんなが使っている人気の合成弦の2大巨頭といえば、今回特集している「響」シリーズと、もうひとつよく見かける「天弓(てんきゅう)」シリーズですよね。どちらも多くの弓引きに愛されている超ヒット作の合成弦なのですが、その中身の味付けは驚くほど対極に作られているんです。もしあなたが「次の弦、響にしようか天弓にしようか迷っちゃうな…」と頭を悩ませているなら、道具の個性を「弦音の高さ・矢のスピード・引いたときの心地よさ・耐久性のタフさ・お店での売値」という5つのわかりやすい比較ポイントで並べてあげると、どっちが今の自分に恋人みたいにフィットするかが一発でスッキリ見えてきますよ。

まず、今回の主役である「響」シリーズの最大の特徴は、一言でいうと「硬めでキレ味が鋭く、コスパが良くて音が高い」というストイックな優等生スタイルです。全体的に繊維がガチッと引き締まったかための仕上がりになっているおかげで、矢を放った瞬間の弓返りのスピードが凄まじく速く、放たれた矢は風を切り裂いて一直線に的に突き刺さるような鋭い矢飛びを見せてくれます。さらに、耳に突き抜けるような高音域のクリアな弦音が響きやすいので、的前での中りの冴えや、美しい音をトコトン追求したい競技志向の弓道家にはこれ以上ない最高の相棒になります。しかも、2本入りでのお値段が比較的リーズナブルで手が届きやすいので、消耗品としてのお財布への優しさもバツグン。ただし、そのかたさゆえに、弓を引いていく途中で右手の指先にググッと強い抵抗感(引き応え)が残るので、まだフォームが固まりきっていない人や、柔らかい弦の優しい引き心地に慣れている方にとっては、「うわ、なんだかいつもより弓が重く感じて引きにくいかも…」と少しだけ扱いづらく感じちゃう一面もありますね。

一方、ライバルである「天弓」シリーズの最大の特徴は、なんと言っても「引いた瞬間に誰もが感動する、圧倒的な引き心地の柔らかさとしなやかさ」にあります。弓を大きく開ききっていく動作(引き分けから会に至るまで)の途中で、弦があなたの体の動きに優しく寄り添うようにしなやかに伸びてくれるので、無駄な握力を使わずに、驚くほどスムーズでラクに弓を全開まで開くことができるんですね。それでいて凄いのが、ただ柔らかいだけじゃなくて、離れの瞬間には合成繊維としてのタフな復元力をしっかり発揮してくれるので、矢飛びのスピードや弦音のクオリティも平均以上に非常に良好という点です。つまり、「引きやすさの優しさと、高いパフォーマンス性能」をもの凄く高い次元で両立させているところが、天弓がみんなから高く評価されている人気の秘密なんですね。弦の表面が長く使っているとちょっとだけフワフワと毛羽立ちやすいという口コミもあるのですが、マメにわらじ(弦をこする道具)でゴシゴシとお手入れしてあげれば、何ヶ月でも元気に長く使えるタフさを持っています。ただし、製造に特別な技術が使われているぶん、お店での販売価格は響シリーズに比べると少しだけ高めの強気な設定になっているので、「とにかく安くて良いものをたくさん買い回したいんだ!」というコストパフォーマンス重視の方にとっては、ちょっとだけハードルが高く感じられる高級品かも知れません。

このように、2つの弦を並べて比較してみると、響は「硬めのキレ味で矢をカッ飛ばし、パチーンと高い音を道場に響かせたい勝負師タイプの人」に向いていますし、天弓は「とにかく体への負担を減らして、優しくスムーズに引きやすい高性能な弦を求めている安定重視の人」にドンピシャで適していることがよく分かりますよね。どっちの弦が優れている・劣っているということでは決してありませんから、今のあなたの技術レベルや好みの引き心地を優しく天秤にかけながら、「よし、今日の私はこっちの個性を相棒に選ぼう!」と、楽しくセレクトしてみてくださいね。

合成弦のメリット・デメリット

現代の弓道場で、老若男女を問わず圧倒的なメインストリーム(主流)としてみんなの矢筒やカバンに収まっているのが、今回ご紹介している響シリーズをはじめとする「合成弦(ごうせいづる)」です。これは、化学のテクノロジーから生まれたケブラーやザイロン、ハイテクポリエチレンといった高性能な人工の化学繊維を何重にも撚り合わせて作られているハイテクな紐なんですよ。昔ながらの天然素材である麻弦(あさづる)に比べて、毎日のお手入れがビックリするほど簡単で、しかもお値段的にも誰でもお小遣いで手軽に手が届きやすいため、全国のほとんどの弓道愛好家や学生の部活動の現場から熱い支持を集めているわけですね。

この合成弦を選ぶ最大のメリットといえば、何をおいてもその「圧倒的な切れにくさ」と「環境に左右されない無敵の安定性」に尽きますね。天然の麻で作られている麻弦だと、どうしても雨の日の道場の湿気を吸うと一瞬でフニャフニャに伸びてしまったり、逆に冬の乾燥した日に引くとパキッと一発で簡単に切れてしまったりするので、常にコンディションを気にかけてマメにメンテナンスしなきゃいけないので本当に大変なんです。でも、化学繊維の合成弦であれば、そんなお天気のワガママに振り回される心配は一切ゼロ。夏のジメジメした夕立の中で引こうが、冬の凍えそうな審査会場に持って行こうが、常に水分を弾いて100%同じ硬さと長さをピシッとキープしてくれます。一回弓に張って仕掛けを作ってしまえば、何週間、何ヶ月経っても矢番えの位置(弦高)が狂うことなく長期間安定した性能を維持してくれるので、毎日ハードに練習をこなす元気いっぱいの学生さんや、仕事帰りにサッと道場に寄って気兼ねなく引きたい社会人の方にとっては、これ以上ないほどラクチンで最高に心強い選択肢になりますよ。

また、道具としての「バリエーションの豊富さ」がもの凄く充実しているのも楽しいメリットですね。今回特集している響シリーズのように、パチーンと高い音が出る硬めの仕上がりの弦から、初心者でも優しく引けるしなやかな柔らかい弦、さらにはミリ単位で直径が違う細いものや太いものまで、あなた自身の現在の手の大きさや弓のキロ数に合わせて、完全に自分好みの引き心地へとセッティングを最適化させることができちゃいますよ。

一方で、そんな無敵に見える合成弦にも、知っておいてほしいちょっとしたデメリットや注意点がいくつか存在しています。合成繊維はとにかく頑丈で「絶対に切れないぞ!」というくらい強靭に作られている反面、その強すぎる反発パワーが、離れの瞬間に弓の本体に対して逃げ場のない大きな衝撃ストレスとしてそのままガツンと返ってしまうんですね。そのため、昔ながらの伝統的な天然素材で作られている繊細な「竹弓(たけゆみ)」に対してこの強い合成弦を合わせてしまうと、弓の木材が衝撃に耐えきれずに、弓の先端がピキッと割れてしまう『笄(こうがい)』という大故障を起こしたり、最悪の場合は引いている最中に弓がバチンと真っ二つにへし折れてしまうという、取り返しのつかない大事故に繋がってしまうことがあります。だからこそ、竹弓を大切に愛用している高段者の先生方は、弓を守るためにあえて適度な衝撃で優しく切れてくれる麻弦を好んで使うケースが多いんですね。合成弦は、あくまで頑丈なグラスファイバー弓やカーボン弓と組み合わせてこそ、100%安全に威力を発揮できる道具だということは頭に入れておいてくださいね。また、人工の繊維なだけに、おろしたての新品の時は独特の「突っ張るような硬さ」を感じることがあって、自分の手のひらに馴染むまでに多少の練習本数(慣れ)が必要ですし、弦音に関しても、伝統的な麻弦の「弦音が腹に染みるような深い響き」に比べると、合成弦の音は良くも悪くも「パチーンと乾いた、ちょっと人工的なプラスチックっぽい音」と感じる人もいるので、音の風情に敏感なこだわりの弓道家の中には、そこにちょっとした違和感を覚える人もいるかも知れません。

このように、合成弦には毎日の練習を10倍ラクにしてくれる数え切れないほどのメリットがある一方で、あなたの愛用している弓の種類や、目指したい射の雰囲気によってはちょっとだけ気を配るべきポイントもあります。道具の長所と短所をここで優しく正しく理解してあげることこそが、あなたのこれからの弓道ライフを怪我なく、そして一番快適に楽しんでいくための素晴らしいステップになりますよ。

弓と弦の相性について

弓道の世界でお買い物をするときに、絶対に忘れてほしくない超名言があります。それが、「弓と弦には、お互いの良さを引き出し合うための『運命の相性』が間違いなく存在する」ということです。どれほどお店で高いお金を払って最高級の高性能な弦を買ってきたとしても、いまあなたが毎日道場で引いている愛用の弓との相性がチグハグで悪ければ、そのポテンシャルを半分も引き出すことができないばかりか、最悪の場合は大切な弓具を傷めてしまう原因にもなっちゃうんですね。弓と弦は、単体でバラバラに選ぶのではなくて、常に「2つで1つのセット」として頭の中で優しく組み立ててあげることこそが大切なんですよ。

まず、現在全国の部活や道場で一番メジャーに使われている「合成弓(グラスファイバー弓やカーボン弓)」をあなたが愛用している場合。この場合は、今回ご紹介している響シリーズのような化学繊維でできた合成弦が、物理的な相性として文句なしに「ベストマッチ」しますよ!グラス弓やカーボン弓というのは、人工の素材ならではの強烈な復元パワーとしなやかな頑丈さを持っているので、発射の瞬間に弦からガツンと強い衝撃が返ってきても、弓の本体がそれを何食わぬ顔で余裕で受け止めてくれます。だからこそ、響シリーズのような硬めでキレ味バツグンな合成弦を張ってあげても、弓が傷む心配を一切することなく、その強烈なしなりを利用して、放たれた矢のスピード(矢勢)を限界まで跳ね上げたり、澄み切ったクリアな快音を100%のポテンシャルで発揮させることができるわけですね。まさに相性バツグンの相思相愛のコンビと言えますね。

一方、もしあなたが先輩から譲り受けたりして、伝統的な天然の「竹弓(たけゆみ)」を道場で引いている場合は、ちょっとだけブレーキをかけて警戒してほしいなと思います。何度も言うように、天然の竹と木と糊だけで職人さんが一本ずつ手作りしている竹弓は、現代のプラスチックの弓に比べるともの凄くデリケートで繊細な生き物。そこに、絶対に伸びないぞという強靭なパワーを持った合成弦を張ってパチンと引き絞ってしまうと、離れの瞬間の逃げ場のない強烈なリバウンド衝撃が竹の繊維にダイレクトに突き刺さってしまいます。これが原因で、弓のパーツがメリメリッと剥がれてしまう『笄(こうがい)』という大故障を起こしたり、最悪の場合は行射中に弓の首のところがバチンと折れてしまうような、本当に恐ろしいトラブルの引き金になりかねません。だからこそ、竹弓を愛する時は、弓が受けるショックを自身の繊維で優しくフっと吸収して、いざという時は弓の身代わりになって優しくブツンと切れてくれる、天然の「麻弦(あさづる)」をセットで選んであげるのが、道具を何十年も長持ちさせるための弓道界の絶対の鉄則であり、一番の優しい相性になるわけです。

また、素材の種類だけじゃなくて、あなたの使っている弓の「弓力(キロ数)の強さ」によっても、選ぶべき弦の太さや硬さの相性はガラリと変わってきますよ。たとえば、自分の弓の力がまだ9キロや10キロとマイルドで優しめの弓なのに、そこにスペックの尖った超カチカチの硬い弦を合わせてしまうと、弦の戻るスピードが強烈に速すぎて、矢が弓から離れるタイミングが手元でビミョーにズレてしまい、放たれた矢の軌道がフワフワと浮いて射が不安定になっちゃうことがあります。逆に、17キロや18キロといったド根性の強い弓を引いているのに、そこに初心者用の細くて柔らかい弦をのんびり張ってしまうと、今度は弓の凄まじい反発パワーに対して弦の強さが完全に負けてしまって、せっかく強く引いているのに矢がヘロヘロと力なく下に落ちるような、なんとも勿体ない矢飛びになっちゃうんです。強い弓には太くてコシのある硬い弦を、優しい弓にはしなやかで素直な弦をチョイスしてあげること。このパズルのピースを合わせるような視点が、あなたの的中率を裏から支える一番の近道になりますよ。

このように、弓と弦というのはお互いに支え合って初めて一本の美しい弾道を生み出す運命共同体です。新しくお買い物をする前には、いま自分の手元にある弓がグラスなのか竹なのか、そしてキロ数は何キロなのかをしっかり手のひらで確認してあげて、その個性を一番輝かせてくれる大好きな相棒弦を、優しくエスコートして選んであげてくださいね。

響はどんな人におすすめ?

響シリーズの弦が心からおすすめできるのは、弓道の基本の動作を一通りマスターして、道場での的前練習にもすっかり慣れてきた中です。「これからは、ただ的に当てるだけじゃなくて、周りの先輩たちみたいに、放たれた瞬間の矢のスピード(矢勢)をもっとシャープに鋭くしたい!」「的前で放した瞬間に、道場の空気を通るような、高くて澄み切った最高の弦音を響かせてみたい!」と、自分の射のクオリティをもう一段上の次元へと高めたいと願っている、熱心な中級者以上のあなたにまさにドンピシャで適していますよ。

この弦は、全体的に繊維の撚りがガチッと引き締まった硬めでキレ味の鋭い性質をあらかじめ持っているので、あなたの離れの瞬間の右手のキレや、左手の押し切る力を、そのまま100%逃がすことなく美しい真っ直ぐな矢飛びへと変換してくれます。だから、「自分の射のキレをもっとブーストして、試合での皆中を確実なものにしたいな」と考えている競技志向の弓道家にとっては、これ以上ないほど頼もしい無敵の味方になってくれるわけですね。

一方で、ちょっとアドバイスしておきたいのは、響はかなり「引き応えがしっかりとした硬い弦」であるため、弓道を始めたばかりで、まだ的前で引くときに肩が上がっちゃったり腕力だけで無理やり引っ張っているような入門の段階の人がいきなり使ってしまうと、弦の強張った硬さに体が負けてしまって、引くときに余計な力みが入ってしまい、せっかくの綺麗なフォーム(射型)を崩してしまう原因にもなりかねません。最初は、天弓などのもっとしなやかで弓を開きやすい柔らかめの弦を使って、誰に見られても恥ずかしくない美しい基礎の形をしっかり体にしみ込ませること。それができて、先生から「最近、無駄な力が抜けて大きく引けるようになったね」と褒められるようになってからのご褒美ステップアップとして、この響シリーズに装いを変えて移行してあげるのが、一番怪我をせず遠回りしない、最高にスマートな弓道の進み方かなと思いますよ。

また、響シリーズの嬉しいところは、さっきも解説したように「響R」「響GOLD」「響細」という風に、あなたのその時の具体的な使用目的に合わせて、さらにピンポイントでモデルを選べちゃう点にあります。たとえば、「今度の週末の昇段審査で、審査員の先生方の耳にパチーンと最高の弦音を届けて合格を掴み取りたい!」という時は、カーボン弓やグラス弓との相性がお化けレベルに良い、澄んだ超高音を約束してくれる「響GOLD」をチョイスしてあげるのが大正解。逆に、「大会の試合で、とにかく風の抵抗を一切受けずに、レーザービームみたいな鋭い超高速の矢飛びで皆中を狙いたいんだ!」という勝負師の気分の時は、弦の返りスピードが目にも留まらぬ速さの「響細」をセレクトしてあげるのが、一番理にかなった楽しい選び方になりますね。

その上、これだけの素晴らしいハイパフォーマンスを発揮してくれるのに、お店での販売価格は高すぎずにお小遣いで手軽に手が届きやすいマイルドな設定になっているのも、毎日たくさん引き込みたい学生さんや社会人の味方になってくれる嬉しいポイントです。自分の手で中仕掛けの麻の調整や、弦輪の編み込みがある程度スムーズにこなせるようになってきたな、と感じたら、それはまさに響の世界へと飛び込む最高のタイミング。ぜひお気に入りのモデルをあなたの弓にピンと張って、道場をあっと驚かせるような、最高の冴えた一射を放ってみてくださいね。

響は折れやすい?耐久性の話

弓道場の部室やネットの掲示板なんかを覗いていると、たまに後輩や周りの人から「響の弦って、なんだかワイヤーみたいにポキポキ折れやすいって聞いたんですけど、本当ですか…?」という、ちょっと不安になるような噂を耳にすることがあるかも知れませんね。高いお買い物ですし、買ってすぐに使えなくなったら嫌だなと思うのは当然のこと。でもね、ここで私からあなたに本当の真実をお伝えしておきますが、それは響の弦自体の設計に欠陥があるとか、素材のクオリティが低いから折れるのでは決してありませんよ。実際のところ、その原因のほとんどは、日頃のちょっとした「弦の扱い方」や「弦巻きへの保管方法のノウハウ」を間違えてしまっていることから起きる、引き手側のビミョーなうっかりミスによるものが大きいのが現実なんですよ。

響シリーズに使われているハイテクな合成繊維は、とにかく「絶対に伸びないぞ!緩まないぞ!」という強い意志を持って、限界までギチギチに引き締められて作られています。そのため、全体にしなやかな遊び(クッション性)があるナイロン弦などと比べると、針金やテグスみたいにコシが強くて硬い仕上がりになっているんですね。特に、一番細身にデザインされている「響細」などのモデルは、そのシャープさゆえに、練習が終わって弓から外したときに、何も考えずに弦巻きにギュウギュウと強い力で結びつけて巻き付けたり、カバンの中で上から重い道着や矢筒でプレスされるような過酷な保管のされ方をしちゃうと、その折れ曲がった部分の繊維に無理なストレスがかかって、パキッと目立つ「折れ目の癖」がつきやすくなっちゃうわけです。これは、弦が持っている繊維の「コシが強いという素晴らしい個性の裏返し」のライクな一面なんですね。

でもね、「ああっ!お気に入りの響に折れ目がついちゃった、もうこれ破棄して買い替えるしかないのかな…」と目の前が真っ暗になって絶望する必要はまったくありませんよ。実は、響の弦は中の繊維の引っ張り強度がもの凄くタフに作られているので、表面にちょっとくらいの折れ癖や曲がりがついた程度では、中の繊維は1本もブチ切れていません。そのまま弓に張って引き絞ってあげれば、弓の張力で折れ目は綺麗にピンと伸びて、何事もなかったかのようにそのまま問題なく的前での練習に使い続けることができるケースがほとんどなんですよ。もちろん、折れた部分が激しくササクレて毛羽立っていたり、中の芯が見えちゃうような異常を感じた時は安全のためにすぐに新しいものに交換すべきですが、「折れ目がついた=即座に使用不能のゴミになる」というわけでは決してありませんから、そこは安心して優しく付き合ってあげてくださいね。

化学のテクノロジーが詰まった合成繊維の響は、耐熱性や引っ張られるパワーに対するタフさがズバ抜けて優れているので、日頃から丁寧に使ってあげれば、一般的にはだいたい「500射から700射」くらいという、凄まじい本数の行射に耐え抜いてくれる素晴らしい耐久性を持っています。さすがにこの規定の射数を超えてくると、いくら頑丈な合成弦であっても繊維の寿命(ゴムのような弾性)が少しずつ抜けていってしまうので、矢を放った瞬間に「なんだか最近、矢の勢いがヘロヘロと弱くなってきた気がするな…」と感じたり、弦音が濁り始めたら、それが相棒からの「そろそろ新しい元気な弦に選手交代してね」という引退のサインになります。マメに射数を数えておくか、引き心地の変化に耳を傾けてあげるのが大人の作法ですね。また、日頃から耐久性を長持ちさせるための隠れたコツとして、弦の両端の「弦輪(つるわ)」がユルユルに緩んでいないかチェックしたり、矢を番える「中仕掛け」の位置が上下にズレて弓の関板に強く激突していないかを、お稽古の合間にマメに点検してあげる優しさが大切になります。乾燥や湿気による急激な劣化を避けるために、使い終わったら綺麗な弦袋に入れて、部室の日の当たらない涼しい場所にそっと置いてあげること。そうやって道具をまるで生き物みたいに丁寧に愛着を持って扱ってあげれば、響はあなたの期待に120%応える最高の耐久性を見せてくれますし、価格以上の素晴らしい働きをずーっと道場で続けてくれますよ。

響シリーズの価格帯とコスパ

さてさて、最後にみんなが一番リアルに気になっている現実的なテーマ、お買い物における「響シリーズの価格帯と、それに見合う本当のコストパフォーマンス(コスパ)の真実」について、かなり具体的に突っ込んでお話ししていきましょう。響の弦は、その確かな品質と売値のバランスが本当に見事な黄金比でまとまっているおかげで、全国の多くの弓道愛好家や学生の部活生から、「迷ったらこれを買っておけば絶対に間違いない!」と深く支持され続けているわけですね。

まず、具体的なお財布事情の数字を見てみると、響の最もスタンダードな基本モデル(響並寸・2本入りパック)であれば、全国の弓具店さんやネットショップでだいたい「1,500円前後」という、とってもリーズナブルな良心価格で販売されています。2本入りなので、1本あたりの単価で計算するとなんと約750円!マックのセットを1回分我慢すれば、何ヶ月も使えるハイテクな弦が手に入っちゃうわけですから、毎月のお小遣いでやりくりしている学生さんにとってはこれ以上ないほどありがたい優しさですよね。次に、ワンランク上の澄み切った最高の快音を約束してくれる上位モデルの「響GOLD」になると、2本入りパックでおよそ「1,800円前後」の相場になります。1本あたりの単価は約900円程度。ノーマルより150円ほど高くなりますが、あの耳に突き抜けるような美しい弦音と伸びにくさが手に入るなら、お値段以上の価値は十分すぎるほどありますよね。そして、離れのキレ味に特化した極細仕様の「響細」なども、これらと同程度か、お店によっては若干さらに安い手頃な価格帯で提供されているので、自分の好みに合わせて気軽にローテーションして買い回すことができちゃいますよ。

一見すると、弓道界に出回っている一番安い合成弦(たとえば1本400円〜500円くらいのエントリー弦)と比較しちゃうと、この響シリーズは「あ、少しだけ高めの贅沢な部類に入るのかな?」と感じる初心者の方もいるかも知れません。だけどね、実際に買って道場で何百本と引き込んでみれば分かりますが、響が発揮してくれる「何週間経っても弦高が一切狂わない圧倒的な伸びにくさ」や、「グラス弓・カーボン弓と組み合わせた時の矢飛びの鋭さ」、そして何より「パチーンとクリアに響き渡る美しい弦音のクオリティ」を体験しちゃうと、むしろ「えっ、このレベルの性能の弦が1本あたり700円台で買えちゃうなんて、逆にコスパが良すぎてメーカーさんは大丈夫なのかな…」と感動するレベルの最高の納得感に変わりますよ。安い弦を買って「なんだか音がボフボフ濁るなぁ」とか「すぐにビロビロに伸びて矢が飛ばなくなっちゃった」と何度も買い直してストレスを溜めるくらいなら、最初からこの響をチョイスしてあげる方が、結果としてお買い物的なトータルの出費も大幅に抑えられて、ずーっとハッピーに的前での練習に打ち込めますからね。

さらに、響シリーズは日本の熟練の職人さんの技術で綺麗に撚られて作られているので、私たちが一番苦労する「中仕掛けの麻の巻きつけ」や「自分の弓のサイズに合わせた弦輪の編み込み作業」のときにも、紐の繊維が手の中で素直に言うことを聞いてくれて、ビックリするくらい仕掛け作りがスムーズにこなせるという、隠れた初心者への親切スペックも持っているんです。丁寧に扱って保管方法さえ気をつけてあげれば、さっきお話しした通り500射から700射という凄まじい本数を現役のトップコンディションのまま駆け抜けてくれますからね。一射あたりの道具のコストで考えたら、もはやタダみたいなものです。ただ的に当てるだけの消耗品としてではなく、あなたの美しい射型や凛とした所作を、音とスピードで何倍にも引き立ててくれる最高のドレスアップパーツとして考えたとき、響シリーズは間違いなく支払った価格以上の素晴らしい働きをしてくれますよ。ぜひ、今度の週末にでもいつもの弓具店さんのサイトを覗いてみて、あなたの今の目標(審査合格!や大会優勝!)に一番優しく寄り添ってくれそうな大好きなモデルを、ワクワクしながらカゴに仲間入りさせてあげてくださいね。

弓道の弦の響の違いを総合的に理解するためのまとめ

  • 標準モデルの響Rは、伸びにくさと扱いやすさのバランスが100点満点で、初心者から中級者まで誰が使っても絶対に失敗のない安心の王道弦ですよ
  • 最上位の響GOLDは、何百本引いても弦高が狂わない圧倒的なタフさと、道場にクリアに響き渡る澄み切った高音の弦音を両立させた、審査や試合に最適な本番用の上位モデルです
  • 特化型の響細は、全体の直径をギリギリまでスマートに細く絞り込んでいるおかげで、離れの瞬間の弓返りのスピード(返りの速さ)と矢飛びの鋭さがグラス弓の中でもトップクラスに鋭いのが特徴です
  • 一口に響シリーズと言っても、使う人の好みに合わせて全体の硬さや撚りの太さ、弦音の風情、耐久性のバランスにかなりハッキリとした面白い違いがデザインされていますよ
  • 自分の現在のリアルな引き手の筋力(弓力)や、的前でどんな音を響かせたいかという好みの優先順位によって、響の中からの最適な選び方はガラリと変わります
  • 硬さのある弦は、弓の復元パワーを100%矢に伝えてくれるので矢勢がグンと増しますが、引き応えがしっかりしているぶん、体ができていない初心者にはちょっと力みの負担になりやすい一面もあります
  • 逆にしなやかな柔らかい弦は、満開まで弓を大きく開ききる動作が驚くほどスムーズで腕が疲れにくいですが、引き換えに矢のスピードや弦音の高さが少しだけマイルドになっちゃう特性がありますね
  • 響とライバルの天弓をガチンコ比較すると、響は「硬めのキレ味で矢をカッ飛ばし、お値段がリーズナブルな勝負師モデル」、天弓は「引いた瞬間誰もが感動する、柔らかくて扱いやすい高性能モデル」という大きな違いがあります
  • 現代の主流である合成弦は、人工のハイテク化学繊維(ケブラー等)で作られているので、雨の日の湿気や冬の乾燥といったお天気のワガママに振り回されず、長期間バツグンの耐久性と安定性をキープしてくれますよ
  • 道具の運命の相性として、天然のデリケートな竹弓には優しく切れて衝撃を逃がしてくれる麻弦が適していますし、頑丈なグラスファイバー弓やカーボン弓には反発力をブーストできる響のような合成弦がベストマッチします
  • 響シリーズは硬めでキレ味バツグンな大人の味付けになっているので、柔らかい弦で基本のフォームをマスターした後の、「さらに射の質を高めたいな!」と感じた絶好のタイミングでのステップアップに一番おすすめです
  • 「響は折れやすい」という噂のほとんどは、弦巻にきつく巻き付けすぎたりカバンの中で重い荷物にプレスされるような保管方法の不注意が原因なので、優しくエスコートして扱ってあげれば何の問題もありませんよ
  • 化学のテクノロジーで編まれた響の弦は、耐熱性や引張強度がもの凄くタフなので、日頃の手入れをマメに気遣ってあげれば、一般的にはだいたい500射から700射という凄まじい本数の行射にガッチリ耐え抜いてくれます
  • 響シリーズは1本あたりの単価が700円台から900円台という、学生さんのお小遣いでも手軽に手が届きやすいリーズナブルなお値段ながら、性能の満足度が頭一つ抜けているので、トータルのコスパは本当に最強です
  • あなたが道場で最高の冴えた一射を放つためには、弦単体のスペックだけで決めるのではなく、いま自分の手元にある弓の種類や弓力との「運命の相性」をしっかり見極めてセットで考えてあげることが何より不可欠ですよ

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