弓道の弓12kgで迷う初心者必見!適正弓力と上達ポイント

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こんにちは。弓道ライフのゆみの先生です。
弓道の弓12kgについて調べているあなたは、「初心者弓道は何kgからがいいの?」「弓道の弓12kgと10kgはどれくらい違うの?」「高校生に合う弓道の弓12kgの目安が知りたい」「女性でも弓道の弓12kgを引けるの?」といった不安や疑問をたくさん抱えていると思います。
さらに、いつかは弓道の弓13kgへ上げる目安も知りたいし、そもそもの弓道の弓選び方や、弓道の弓おすすめがどれなのかも気になりますよね。弓力を間違えると、当たらないだけでなく肩や肘を痛めることもあるので、「適正な強さを選べているのかな…」と心配になりやすいところです。
この記事では、そうしたモヤモヤを一つずつ整理しながら、弓道の弓12kgがあなたに合うかどうか、そして今のステップでどんな弓を選ぶのが良いのかを、できるだけ分かりやすくお話していきます。読み終わる頃には、「自分はこのくらいの弓力から始めて、このタイミングで弓道の弓12kgや弓道の弓13kgを目指せば良さそうだな」とイメージできるはずです。
- 初心者にとって弓道の弓12kgが重いかどうかの目安
- 男女・年代別におすすめの弓力と12kgとの関係
- 弓道の弓12kgと10kgや13kgの違いとステップアップの考え方
- 弓道の弓12kgを無理なく選ぶための具体的なモデルや購入時のポイント
弓道の12kg弓は初心者向き?
ここでは、弓道の弓12kgがどんな位置づけの強さなのか、初心者は何kg弓から入ると安心なのか、高校生や女性の場合はどう見ればいいのかを整理していきます。最終的に、「自分にとって12kgは現実的か、それとももう少し弱い弓からにしようか」を判断できるようにしていきましょう。単に「強さ」だけを見るのではなく、練習環境や目標、体力の伸びしろも含めてトータルで考えていくのがポイントですよ。
あわせて、「周りは何kgを使っているのか」という視点も気になると思いますが、これはあくまで参考情報です。同じ12kgでも、身長や矢束によって実質的な負荷が変わるので、「みんなと同じ=自分にも合っている」とは限りません。この章では、まず全体の目安を押さえたうえで、「あなたの弓力」を一緒に探していきます。
弓道初心者は何kg弓から?
まず一番よく聞かれるのが、「初心者弓道は何kg弓から始めるのがいいですか?」という質問です。ここがあいまいなままマイ弓を買ってしまうと、「重すぎて引けない」「軽すぎてすぐ物足りなくなった」ということになりがちなので、しっかり整理しておきましょう。
ざっくりした目安として、私が道場でよく伝えているのは次のようなイメージです。これはあくまで「よく見かけるパターン」の整理なので、あなたがぴったりこの通りである必要はありません。今の自分がどのあたりに近いかな、という感覚で見てみてくださいね。
| 属性 | よく使う弓力の目安 |
|---|---|
| 高校生男子(部活動) | 導入期10〜12kg、慣れて12〜14kg |
| 高校生女子(部活動) | 導入期10〜11kg前後、慣れて10〜12kg |
| 一般成人男性(週2〜3回程度) | 11〜12kg前後 |
| 一般成人女性(週2〜3回程度) | 8〜10kg前後 |
あくまでざっくりした一般的な目安ですが、これを見てもらうと、弓道の弓12kgは
- 高校生男子や一般成人男性にとっては「標準〜やや強め」
- 高校生女子や一般成人女性にとっては「上限寄り〜やや強め」
くらいの位置だとイメージしてもらうと近いかなと思います。「え、意外とみんな12kg使ってるんだ」と感じる方もいれば、「私はまだその手前だな」と感じる方もいるはずです。どちらでも大丈夫で、スタート地点が違っても、正しいステップを踏めばちゃんとそこに辿り着けます。
体重・握力から大まかに考える
もう少し具体的に知りたい方のために、「体重」「握力」を目安にする考え方も紹介しておきます。例えば、
- 体重の約1/3の70〜80%程度を弓力の上限目安にする
- 握力の約1/2の70〜80%程度を弓力の上限目安にする
という考え方があります。たとえば体重60kg・握力40kgくらいの男子高校生なら、計算上は13〜14kgくらいまで目安として許容範囲になりますが、実際には「どれくらいの頻度で稽古するか」「運動経験はどのくらいか」で変わってきます。
週1回の社会人サークルと、ほぼ毎日練習する高校弓道部では、同じ体格でも許容できる弓力がかなり違います。数字の計算はあくまでもスタート地点を決めるヒントくらいにして、最終的には実際に引いてみた感覚と、先生の意見を優先してあげてくださいね。
また、初心者のうちは「6〜8kgくらいの軽い弓からにした方がいい」という意見もよく見かけます。確かに、まったく運動経験がない方やケガが不安な方にとっては安全寄りの選択ですが、あまりに軽すぎると押し手に力が入りにくく、逆に変な癖がついてしまうこともあります。個人的には、
- 中高生:10kg前後を基準に前後1〜2kgの範囲で調整
- 一般男性:11kg前後から、10〜12kgの範囲で調整
- 一般女性:8〜9kg前後から、7〜10kgの範囲で調整
くらいで、実際に道場の弓を試しながら決めていくのが現実的かなと感じています。
ここでの数値はすべて「一般的な目安」でしかありません。実際には体格・筋力・練習頻度・ケガの有無などで適正弓力は大きく変わります。最終的な判断は、必ず指導者や弓具店の専門家に相談し、正確な情報は各メーカーの公式サイトなども確認してください。数字だけで決めるのではなく、「安全に、楽しく長く続けられるか」を軸に考えてもらえると嬉しいです。
「自分に合った弓力の計算の仕方をもっと詳しく知りたい」という方は、弓力の考え方を丁寧に解説している弓の重さと男女年代別の適正ガイドも参考になると思います。
弓道の12kg弓と10kg弓比較
次によく聞かれるのが、「弓道の弓12kgと10kgではどのくらい違うの?」という部分です。数字だけ見ると2kg差ですが、弓を最後まで引ききったときの負荷は体感的にかなり違います。特に、まだ筋力や体の使い方が安定していない初心者にとっては、「10kgなら楽に引けるのに、12kgになった途端に肩がパンパン」ということも珍しくありません。
矢勢と飛びの違い
10kgから12kgになると、しっかり引き切れている前提で矢勢(矢の勢い)と軌道の安定感が一段階上がると感じる人が多いです。特に近的28mでは、的までの矢の軌道が素直になり、風の影響も少し受けにくくなります。「同じ狙いで引いているのに、10kgだと下に外れやすかったのが、12kgにしたら真ん中まで届くようになった」という声もよく聞きます。
また、遠的(60m)に挑戦したい場合、10kgだとかなり頑張らないと届かないことがありますが、12kgになると届きやすくなるというメリットもあります。もちろん、こちらもフォームが安定していることが前提になりますが、「将来的に遠的もやってみたい」という目標があるなら、弓道の弓12kgは視野に入れておきたいラインですね。
フォームへの影響
一方で、引き分けで余裕がない状態だと、弓道の弓12kgは
- 肩が上がってしまう
- 会が持てずにすぐ離れてしまう
- 前傾しやすくなる
- 顔向けが甘くなり、首や背中に力が入りすぎる
といった乱れにつながりやすくなります。結果として「10kgの方が当たる」ということもよく起きます。これは、弓道の弓12kgが悪いのではなく、今のあなたの体と射に対して少し背伸びしすぎているだけの話です。
10kgと12kgの選び分け方
実際に選ぶときは、次のチェックポイントを目安にしてみてください。
- 素引きで10本〜20本引いても、10kgならフォームが大きく崩れないか
- 10kgで会を2〜3秒キープしても、呼吸と表情に余裕があるか
- 10kgでの射形がある程度「安定してきたな」と感じられるか
これらがクリアできていれば、弓道の弓12kgを試してみる価値は十分あります。逆に、10kgの段階で肩や肘に違和感があったり、会が全く持てなかったりするなら、まだ時期ではないかもしれません。
私のおすすめは、素引きで数十本引いてもフォームが崩れない重さを基準にすることです。10kgで余裕があり、会も2〜3秒しっかり保てるようになってから、弓道の弓12kgにステップアップするイメージですね。数字だけを見ず、「引いていて心地いいかどうか」も大事な判断材料にしてあげてください。
どちらの弓でも「最後まで伸び合えるか」が大事なので、数字よりも体の余裕度を優先して判断してあげてください。「10kgでの射が物足りなくなってきたな」「矢勢的にもう少し欲しいな」と感じ始めたタイミングが、弓道の弓12kgを検討する合図かなと思います。
高校生に合う弓道12kg弓目安
高校生から弓道を始める場合、弓道の弓12kgはとてもよく使われる弓力です。特に男子の部活動では、「最初は10〜11kgで慣れて、1年目後半〜2年目に12〜13kgへ上げていく」という流れが多いかなと思います。毎日のように練習できる環境があるので、筋力も比較的早くついていきやすいんですよね。
ただ、その反面「周りに合わせて無理に弓力を上げてしまう」という危険もあります。あなたも、「同級生が12kgに上げたから、自分もそろそろ…」と考えていませんか?ここでは、男子・女子それぞれについて、現場で見てきたリアルな目安をお話します。
男子高校生の場合
毎日、または週4〜6日しっかり稽古する男子高校生なら、
- 導入期:10〜11kg
- 基礎が安定してきた段階:11〜12kg
- 大会を意識し始める中盤以降:12〜13kg
というステップが無理のないラインです。ここでも、弓道の弓12kgは「通過点」かつ「標準的な弓力」というイメージですね。1年生の終わり〜2年生のはじめ頃に12kgへ上げるケースが多い印象です。
目安として、男子高校生で
- 腕立て伏せが20〜30回程度できる
- 素引きで12kgを10本程度引いてもフォームが大きく崩れない
- 10kg台の弓で1立ち引いても肩や腰に痛みが出ていない
くらいの状態になってきたら、弓道の弓12kgに進む準備が整ってきていると考えても良いかなと思います。
女子高校生の場合
女子の場合も部活動でしっかり稽古していれば、10〜11kgスタートで、状態によっては12kgまで上げるケースもあります。ただし、
- 身長や体格が小柄
- 運動経験が少ない
- 持病や関節の不安がある
といった場合は、無理に弓道の弓12kgにこだわらなくて大丈夫です。10kg前後でも、フォームが整っていればしっかり中てることはできますし、試合でも十分に戦えます。
女子の場合は特に、「フォームが安定しているか」「会でしっかり伸び合えているか」を優先してほしいです。弓力を上げたことで会が極端に短くなったり、離れで体が大きく倒れたりするようなら、まだ10〜11kg台に留まった方が長い目で見てプラスになることも多いですよ。
部活動では「周りが12kgだから自分も12kgにしないと」と焦りがちですが、弓力は競争ではありません。自分の体に合っていない弓力を使い続けると、肩や肘を痛めるリスクが一気に高くなります。特に成長期の高校生は、骨や関節がまだ完全に完成していないので、無理は禁物です。迷ったら指導者の先生とよく相談し、最終的な判断は専門家の意見も取り入れてください。
学校の方針や部活動の雰囲気にも左右される部分ですが、「みんなが12kgに上げるから」ではなく、「今の自分の射にとって必要かどうか」を軸に考えてみてください。長い弓道人生から見れば、高校の3年間はほんの入り口です。あせらず、でも着実にステップアップしていきましょう。
女性向け弓道12kg弓の注意点
一般の女性や社会人女性にとって、弓道の弓12kgは「チャレンジライン」になることが多いです。週2〜3回の稽古であれば、8〜10kg前後が基準になり、その上の段階で12kgを視野に入れていくイメージです。「いつかは12kgを引けるようになりたい」という目標を持つのはとても良いことですが、そこまでの階段をどう登るかが大事になります。
ここでは、女性が弓道の弓12kgを目指すうえで意識しておきたいポイントを、「フォーム」と「筋力アップ」の2つに分けてお話ししますね。
フォームを優先すること
女性が弓道の弓12kgを目指すときに一番大事なのは、フォームを崩さずに引けるかどうかです。具体的には、
- 会で肩線が大きく傾いていないか
- 弓手が潰れず、押し切れているか
- 妻手に力を入れすぎず、肘から伸びるように引けているか
- 離れで腕が大きく下がったり、身体が前に倒れたりしていないか
といったポイントを、先生や先輩にチェックしてもらうと良いですね。もし、10kgや11kgの段階でこれらのどれかが大きく崩れているようなら、まずは今の弓力でフォームづくりを優先した方が、結果的に早く上達します。
筋力アップの工夫
弓道の弓12kgを目指す途中では、
- ゴム弓での素引き(短時間でも毎日続けるのがおすすめ)
- 巻藁でのフォーム確認(矢を的に向けず、動きだけに集中できる)
- 肩周りや背中の簡単な筋トレ(チューブトレーニングや自重トレ)
などで少しずつ筋力と体の使い方を鍛えておくと、移行がかなり楽になります。特に、肩甲骨まわりをうまく使えるようになってくると、腕力だけに頼らず全身で弓を引けるようになるので、「数字の割に楽に感じる」という状態に近づいていきますよ。
おすすめなのは、「今より0.5〜1kg強い弓を、ゴム弓や素引きで少しずつ試す」やり方です。いきなり8kgから12kgへジャンプするのではなく、8→9→10→11→12kgと、ステップを刻みながら体を慣らしていくイメージですね。道場に複数の弓がある場合は、先生に相談しながら段階的に試してみてください。
弓力を上げていく過程で、肩や肘、手首に痛みや違和感を感じたら、そこで一度立ち止まる勇気も必要です。「せっかく12kgまで上げたのに、また戻るなんて…」と思うかもしれませんが、ケガをして数か月引けなくなるくらいなら、1kg下げて安定した射を続ける方が、長い目ではプラスになります。
「12kgを引けるかどうか」はゴールではなく、あくまで通過点の一つです。数字に振り回されすぎず、「今の自分の射を安定させてくれる弓力」を軸に考えてあげてください。正確な情報や個別の体の状態については、医師や理学療法士などの専門家の意見も参考にしつつ、無理のないペースで進めていきましょう。
弓道の弓13kgへ上げる目安
弓道の弓12kgをしばらく使っていると、「そろそろ弓道の弓13kgに上げてもいいのかな?」というタイミングが来ます。この判断はとても難しいのですが、ここを慎重に見極めるかどうかで、その後数年の上達スピードが変わってくることもあります。
ここでは、私が生徒や門下生を見ているときに意識している「弓力を上げてよいサイン」と、「タイミング選びの注意点」をまとめておきますね。
弓力を上げてよいサイン
- 12kgで一手(4射)×数立ち稽古しても、フォームが崩れない
- 会で2〜3秒しっかり保っても、肩や肘に無理がない
- 中てを追いかけるのではなく、射形づくりに余裕がある
- 稽古後の疲労感はあるが、「痛み」や「違和感」は出ていない
このあたりがクリアできていれば、弓道の弓13kgを試してみる候補に入ってきます。逆に、
- 12kgでの射がまだ「当たるかどうかギリギリ」
- 稽古終盤に肩が上がりやすい
- 12kgの弓で翌日まで筋肉痛や関節痛が残ることが多い
といった状態なら、まだ12kgでの土台づくりを続けた方が安心です。
上げるタイミングの注意点
試合直前などのシーズン中に弓力を上げるのはリスクが高いです。フォームが馴染むまで一時的に中てが落ちることが多いので、大会の谷間やオフシーズンに少しずつ慣らしていく方が安全です。
具体的には、次のような流れをイメージしてもらうと良いかなと思います。
- オフシーズンに13kgの弓を素引き・巻藁からスタート
- 徐々に本数を増やし、近的での実射を少しずつ混ぜる
- 12kgと13kgを併用しながら、体の反応を確かめる
- フォームと中ての両方に手応えが出てきたら、13kgをメインに切り替える
また、13kgに上げたあとも、「調子が悪い日」や「体調がイマイチな日」は、あえて12kgに戻して稽古するのも立派な工夫です。常に一番重い弓を引くことが偉いわけではなく、その日の自分の状態に合わせた弓力を選べることが、上級者への一歩だと私は思っています。
最終的な弓力の変更は、自己判断だけでなく指導者や経験豊富な先輩にも見てもらいながら決めてください。数字よりも、あなたの体の状態と射の安定を最優先にしましょう。特に、痛みや違和感がある状態での弓力アップは絶対に避けてくださいね。
弓道で12kg弓を選ぶポイント
ここからは、実際に弓道の弓12kgを選ぶときに見てほしいポイントをまとめていきます。弓道の弓選び方の基本や、初心者向けにおすすめしやすい12kgモデル、竹弓との違い、中古を検討する場合の注意点、そして弓道弓12kgで無理なく上達していくための考え方まで、一通り押さえておきましょう。
12kgという数字だけを見て決めてしまうのではなく、「長さ」「素材」「価格」「メンテナンス性」「自分の目標」といった要素をトータルで見ていくのがポイントです。ここをしっかり押さえておくと、買ったあとに「思っていたのと違った…」という失敗がかなり減りますよ。
弓道の弓選び方と12kg比較
弓道の弓選び方を考えるとき、弓力12kgかどうかだけに注目してしまいがちですが、実際には次のポイントをバランスよく見ることが大切です。
- 弓力(何kgか)
- 弓の長さ(並寸・二寸伸・三寸伸など)
- 素材(グラス、カーボン、竹)
- 反動の強さや引き味
- 予算と耐久性
特に弓の長さは矢束との相性が重要で、身長だけで決めてしまうと合わないことがあります。背が高くて腕が長い人が並寸の弓を使うと、引き尺が長くなりすぎて「表示よりも実質的な弓力が強くなってしまう」こともあります。逆に、小柄な人が伸寸を使うと、弓の長さを持て余してしまうこともあります。
矢長との関係を含めた詳しい話は、矢束基準で解説している弓の長さと矢長の目安解説も参考になると思います。
同じ弓道の弓12kgでも、並寸のグラス弓と伸寸のカーボン弓では引き味がかなり違います。数字だけを見ず、長さと素材もセットで考えるのが、失敗しない弓選びのコツです。「12kgなら何でも同じ」ではないので、できれば弓具店で実際に引かせてもらったり、先生に持ってもらった感想を聞いたりしながら決めてみてください。
弓の部位や構造をもう少し深く知っておきたい方は、弓の構造を解説した弓の部位と構造の解説記事に目を通しておくと、道具選びの基礎が固まりやすくなります。部位の名前が分かってくると、弓具店の店員さんとも話がしやすくなるのでおすすめです。
弓道の弓おすすめ12kgモデル
「具体的にどんな弓道の弓12kgがおすすめですか?」という質問には、正直なところ「あなたのレベルと目的次第です」と答えることが多いです。ただ、初心者〜初級者が最初のマイ弓として選びやすいラインはあります。ここでは、素材ごとの考え方を中心に、「こんな人にはこのタイプが合いやすいよ」という形でお話しますね。
グラス弓:最初の一本におすすめ
多くの道場や学校で採用されているのが、グラスファイバー製の弓です。代表的なシリーズとして、
- 扱いやすくて耐久性もある入門向けグラス弓
- 少し反動が強く、中級者へつながりやすいモデル
などがあります。弓道の弓12kgも、こうしたグラス弓であれば価格と性能のバランスが良く、多少扱いが荒くなっても壊れにくいのがメリットです。学校や部活動で最初に触れる弓も、ほとんどがこのタイプだと思います。
グラス弓のいいところは、「クセが少なく、誰が引いてもそれなりにまとめやすい」ところです。多少フォームが未完成でも、ある程度は弓が受け止めてくれるようなイメージですね。最初のマイ弓として弓道の弓12kgを買うなら、まずはグラス弓の中から検討するのが王道かなと思います。
カーボン弓:軽さと矢勢を重視したい人に
カーボン入りの合成弓は、
- グラス弓より軽く取り回しが楽
- 矢勢が出やすく、的中を狙いやすい
と感じる人も多いです。一方で、反動や矢飛びがシビアに出るため、フォームが乱れていると矢所も大きく散りやすい側面があります。弓道の弓12kgをカーボンで選ぶなら、基本の射形がある程度固まってからの方が安心ですね。
特に、女性や体格の小さい方で「グラス弓だと少し重たく感じる」「一日引くと腕がパンパンになる」という場合、カーボン弓の軽さは大きなメリットになります。ただし、価格帯はグラス弓より一段高くなることが多いので、予算との相談も必要です。
ここで挙げたモデルの評価や価格帯は日々変わります。最新の情報や詳細なスペックは、必ず各メーカーや弓具店の公式サイトで確認してください。購入前には、実際に弓具店で手に取ったり、先生に相談したりすることを強くおすすめします。正確な情報は公式サイトから入手し、最終的な判断は信頼できる専門家と一緒に行ってください。
弓道の12kg弓と竹弓比較
弓道を続けていると、いつかは竹弓に憧れる方も多いと思います。静かな弓音や、引いたときのしなりの感触は、合成弓にはない魅力ですよね。ここでは、弓道の弓12kgという弓力を前提に、合成弓と竹弓の違いをざっくり整理しておきます。
合成弓(グラス・カーボン)の特徴
- 価格が比較的手頃で、入門しやすい
- 湿度や気温の影響を受けにくく、弓力の変化が少ない
- 耐久性が高く、扱いに気を遣いすぎなくて済む
- 学校や道場に備え付けの弓と感覚が近く、移行しやすい
弓道の弓12kgを合成弓で選ぶメリットは、「環境が変わっても安定しやすい」ことです。冬場の乾燥や夏場の湿気で弓の性格が大きく変わることも少ないので、初心者〜中級者には扱いやすい存在と言えます。
竹弓の特徴
- しなりが柔らかく、振動がマイルドで「引き味」が心地よい
- 矢筋がきれいに出ると、非常に伸びやかな矢飛びになる
- 湿度や管理状態で弓力が変わりやすく、メンテナンスの手間がかかる
- 価格が高く、破損リスクもある
竹弓で弓道の弓12kg相当を選ぶ場合、合成弓よりも「柔らかく感じる」ことが多いです。同じ12kg表示でも、伸び合いの中でじわっと力が増してくるような感覚があり、それが心地よさにつながる一方で、「扱いに慣れるまで時間がかかる」という側面もあります。
初心者〜初級者がいきなり竹弓で弓道の弓12kgを求める必要はほとんどありません。まずは合成弓で弓力をコントロールできる身体と射形を作ってから、竹弓を検討する方が、安全かつ上達にもつながりやすいです。
竹弓に興味が湧いてきたら、いきなり購入するのではなく、道場の先生や先輩の竹弓を引かせてもらい、感触を確かめてから検討するのがおすすめです。そのうえで、「自分の練習頻度や保管環境で、竹弓をしっかり管理できるかどうか」も一緒に考えてみてくださいね。
中古で弓道12kg弓を買う時
最近はフリマサイトやオークションで、弓道の弓12kgの中古が出ているのをよく見かけます。新品よりも価格が抑えられるので魅力的ですが、いくつか注意したいポイントがあります。「安いからラッキー!」とすぐに飛びつく前に、次の点をしっかりチェックしておきましょう。
中古弓のチェックポイント
- 反りやねじれが大きく出ていないか
- ひび割れや傷が多くないか
- どのくらいの期間・頻度で使われていたか
- 保管状態(高温多湿・直射日光など)の情報
- 弓力の表記と、実際の体感が大きくズレていないか
写真や説明文だけでは、これらを正確に判断するのはかなり難しいです。特に弓のねじれや微妙な反りは、実際に手に取ってみないと分からないことが多いんですよね。可能であれば、実物を見てから購入できる状況(弓具店経由の中古や、知り合いから譲ってもらうなど)が理想です。
写真だけでは弓の状態を正確に判断するのは非常に難しいです。可能であれば、弓具店を通して中古弓を紹介してもらうか、購入後に必ず弓具店で点検してもらってください。安全面に不安がある弓は、たとえ安くても実射に使わない方がいい場合もあります。特に、弓道の弓12kgのような強さになってくると、万が一の破損時の危険性も高くなります。
また、中古で弓道の弓12kgを買った結果、実際に引いてみたら「自分には強すぎた」というケースも少なくありません。前の持ち主が伸寸で長い矢を引いていた場合、あなたが並寸の引き尺で使うと、体感弓力がかなり違って感じられることもあります。
最初の一本目は、新品で正確な弓力が表示されている弓を選び、2本目以降に中古を検討する…くらいのスタンスが個人的には安心かなと思います。どうしても予算の都合で中古から入りたい場合は、「弓力はやや控えめ」「信頼できる出どころの弓」の2点を強く意識してください。
弓道弓12kgで無理なく上達しよう
最後に、弓道の弓12kgとうまく付き合いながら上達していくための考え方をまとめておきます。ここまで読んでくれたあなたは、おそらく「12kgを引くべきか、それともまだ待つべきか」で悩んでいるか、「すでに12kgを使っていて、次のステップを考えている」タイミングかなと思います。
どちらの場合でも共通して大事なのは、「弓力に合わせて稽古の内容と量を調整する」ことです。弓が強くなるほど、ただ矢数を増やせばいいわけではなく、休養やケアも含めた全体のバランスが求められます。
「少しだけ重い」を目標にする
弓力選びのコツは、「少しだけ重いけど、正しいフォームで引き切れる」重さを狙うことです。軽すぎる弓だと、押し手に力が入らずに変な癖がついてしまうこともありますし、重すぎる弓だとフォームが崩れてケガの元になります。
具体的には、
- 素引きで20〜30本はフォームを崩さずに引ける
- 会で2〜3秒静かに保てる
- 翌日に「心地よい筋肉痛」はあっても、関節の痛みは出ない
このあたりを満たせる弓力が、今のあなたにとっての「ちょうどいい少し重い」弓だと考えてもらうと分かりやすいかなと思います。
弓力に合わせた稽古メニュー
- 弓道の弓10kg前後:フォーム作りを最優先、素引きや巻藁を多めに
- 弓道の弓12kg:実射量を増やしつつ、ゴム弓での補強をプラス
- 弓道の弓13kg以上:体のケアと筋力トレーニングもセットで考える
弓力が上がるほど、射そのものに加えて体のケアも重要になってきます。ストレッチやアイシング、必要に応じて専門家によるケアも検討しながら、長く弓道を続けられる体づくりを意識していきましょう。
この記事でお伝えした弓力やモデルの情報は、すべて一般的な目安や一例です。実際の選択では、道場の先生や弓具店の担当者など、あなたの体と射を直接見てくれる専門家の意見を必ず取り入れてください。正確な仕様や価格、在庫状況などは、各メーカーやショップの公式サイトで最新の情報を確認するようにしましょう。また、過度な練習や無理な弓力設定がスポーツ障害のリスクを高めることは、スポーツ庁が公表している「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」などでも注意喚起されています(出典:スポーツ庁「学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」)。
弓道の弓12kgは、決して特別な強さではありませんが、扱い方を間違えると負担も大きくなります。数字に振り回されず、自分のペースで、でも着実に強い弓を引ける自分を目指していきましょう。正確な情報は公式サイトで確認しつつ、最終的な判断は指導者や医療・スポーツの専門家にも相談しながら進めてください。あなたの弓道ライフが、弓道の弓12kgとの良い出会いをきっかけに、もっと楽しく充実したものになればうれしいです。
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